ベネッセコーポレーションはデイトラがカリキュラムを開発した、中学1年生から高校3年生を対象とする、本格的なノーコードツールを使ったオンラインプログラミング講座を9月1日(木)に開講。入会申込を6月21日(火)から開始した。
■約8割がプログラミング学習に行き詰まりを感じる
プログラミングは2022年度から高校でも「情報Ⅰ」の授業が必修化され、大学入学共通テストの選択科目としても2024年度から「情報Ⅰ」が追加される予定で学習の重要性が高まっている。一方、学習開始時のモチベーションが続きにくいという声も聞かれ、デイトラが実施した調査では約8割が「プログラミング学習時に挫折や行き詰まりを感じたことがある」と回答している。
■作る喜びを感じながら基礎を身につけられるカリキュラムを開発
今回、初心者でも無理なく身につく講座を目指し、ベネッセが中高生向けにオンラインプログラミング講座を企画。オンラインスクールで「web 制作」や「アプリ開発」コースをユーザーに提供してきたデイトラが、これまで培ってきたプログラミング学習に関するノウハウをもとに自分で作る喜びを感じながら基礎を身につけられるカリキュラムを開発した。
■プログラミング言語なしにアプリを開発できる「ノーコード」を採用
本講座ではノーコードジャパンの協力のもと、「ノーコード」という技術を採用。ノーコードとはプログラミング言語なしにアプリを開発するための技術。プログラマーが行う一連の流れを、受講生学生たちが実際に体験できるという、これまでのアルゴリズム中心の学習とは違ったアプローチでのプログラミング学習が可能となる。
■最短2か月でアプリがつくれる
1週間に30分、自宅で好きなときに動画を見て学習することで、最短2か月でアプリがつくれるようになり、初心者でも楽しみながら、プログラミングの基礎を身につけることができる。加えて、新教育課程である情報Ⅰの内容も盛り込み、プログラミング的思考だけでなくこれから必要になるITリテラシーも身につけることができる講座内容となっている。
<学習講座の特徴>
①動画を見ながらつまずくことなく使えるアプリが作れる
レッスン内で制作するアプリはチャットアプリや写真共有アプリ、クイズゲームアプリなど、実際に使えるので、次も作ってみたいというモチベーションにつながる。また、好きな時間に動画を見ながら制作できるので、部活などで忙しくても無理なく続けられる。
②いつでもチャットで質問が可能
動画を見ていて、質問があれば、いつでもチャットで質問できるので、一人でも安心して学習が進められる。また、つくったアプリを提出するとプロのエンジニアからフィードバックが届き、次回の改善点などがわかるので、回を重ねるごとに確実にレベルアップできる。
③中学や高校の授業や大学入試でも役立つ
2022 年度から高校の授業でもプログラミングが必須となったが、本講座では動画を見ながら手を動かし実際にアプリをつくってみることで、授業や入試で役立つプログラミングの基本的な考え方を、楽しく無理なく理解することできる。
<コース概要>
開講:2022年9月
対象:中学1年生~高校3年生
学習頻度:1か月約2時間(毎週約30分)※自分自身のペースで学べる
受講費:月々5,980円(税込)
※入会金/初回教材費、個別質問サポート費、特別イベント追加受講費含む
入会申し込み:以下のWebから申し込む ※9月入会の申込締切は7月10日(日)
【東京工業大学名誉教授 赤堀侃司氏 コメント】
プログラミング教育の目的は、プログラミング言語を覚えることではありません。なぜコンピューターが動くのか、コンピューターを使っていかに問題解決するかが大切であると、学習指導要領にも明記されています。この講座は、そこに真正面から取り組み、コーディングを伴わないノーコードというアイデアで実現しようとしています。自分のアイデアをカタチにできる中高生が増えていくことを期待しています。