ゲームとメタバースを活用した不登校専門のオンライン家庭教師「メタバ塾」が6月24日(金)から提供を開始した。小学生から高校を対象に「興味関心の探求」や「新たな選択肢の発見」を通して次の一歩へのキッカケづくりをサポートする。また、オプションとして外出同行や農業体験も提供している。
■学校に通えない状況で発生する体験格差
自宅からオンラインで授業や受験対策が受けられるサービスは多くあるが、元不登校経験者や支援者、当事者の保護者にヒアリングを行い、学校に通えていない状況では科目学習だけではなく「体験格差」と呼べるものが存在する。
■フリースクールに通えずゲームを通して社会とつながる
「体験格差」とは、具体的には人との出会いや新たな発見、興味関心の探求の機会な。また不登校状態にある多くの子供が居場所支援であるフリースクールに通うことが困難であり、ゲームを通して社会とつながっている実態も見えてくる。
■メタバースやゲームを活かして体験格差を解消
そこでメタバ塾を提供するFlourishinは教材をゲーミフィケーションするのではなく、ゲームを教材化することを目指す。ゲームやメタバースが持っている「世界のルールをつくることができる」性質は頭の中の想像を実現したり主体的な学びを促進できる。
■元不登校経験者らが子供に伴走しながら支える
そして体験格差の解消と次の一歩を踏み出すキッカケづくりとして、メタバースとゲームを学びのツールとしたメタバ塾が誕生した。メタバ塾は不登校の子供を対象にしたメタバースとゲームによるオンライン家庭教師。元不登校経験者やゲームの造詣が深い講師が授業を担当し、不登校の子供に伴走しながら挑戦や学びを支える。
■レポートを通じて保護者に家庭外の様子を伝える
保護者様には授業のレポートを通して子供の家庭外での姿や第三者である講師から見えた関心や得意、成長などを伝える。活動レポートは内容によって子供との関係悪化につながることがないよう配慮したものとなっている。
■Minecraft教育版でAIの仕組みを学ぶ
メタバ塾が授業で使用するタイトルの例としては「Minecraft教育版」「Roblox」「Fortnite」などがある。子供の関心や扱うテーマに応じて、他にも様々なプラットフォームを活用する。Minecraft教育版を使ってAIを作りながら仕組みを学んだり、元素を合成することで化学反応を学ぶことができる。
■子供の関心をベースにすることで自ら考え、選択する力を育む
Robloxでは3DCGやゲーム制作、制作物による収益化などを学ぶことができる。子供の関心をベースにすることで主体的な学びをサポートし自ら考え、選択する力を育んでいく。
<Flourishing代表 中沢草太氏 コメント>
私自身そうでしたがゲームが居場所になっている子供にとって、いきなり知らない人がいる場所に行ったり初対面の人と話すのはとても高いハードルです。だからこそ私たちは、ゲームをコミュニケーションに使い、学びとキッカケを提供する「ツール」として活用することにしました。現実と異なりゲームやメタバースは世界のルールを自分たちで作り変えることができます。頭の中の想像を形にしたり、新しい社会とのつながり方を試すことができるのです。それは単なるオンライン上のコミュニケーションを超えた多くの可能性を秘めています。そしてゲームという共通言語を持った人との関わりの中で人生の多様さ、世界の広さを知ってもらう。元気になったら一緒に外に出て社会と触れ合ってみる。そうした経験がきっと「次のステップ」へのキッカケにつながると信じています。そのステップがどんなものであれ、一歩を踏み出すお手伝いができれば大変うれしく思います。
<メタバ塾 概要>
入会金・退会金:0円
月額授業料:22,000円(税込)
・月4回(1コマ90分)の個別授業
・保護者への授業レポート
・マインクラフト教育版アカウント
・生徒専用オンラインコミュニティ
・不定期イベントへの招待
【オプション】
外出同行:16,500円(税込み)
農業体験:5,500円(税込み)
問い合わせ・申し込み:以下の公式LINEより問い合わせる