2022年年6月14日、「令和4年版科学技術・イノベーション白書」が閣議決定された。今回の白書の特集は「我が国の研究力~科学技術立国の実現~」。日本の研究力の現状と課題を分析するとともに、科学技術立国の実現に向けた最新の取組を紹介している。
■二部構成で作成
「令和4年版科学技術・イノベーション白書」は科学技術・イノベーション基本法に基づき、政府が科学技術・イノベーション創出の振興に関して講じた施策を報告するもの。年ごとの話題を特集する第1部、年次報告である第2部(例年どおりの構成)の二部構成となっている。
■特集は「我が国の研究力~科学技術立国の実現~」
「成長と分配の好循環」による「新しい資本主義」、「科学技術立国の実現」が掲げられるとともに、第6期科学技術・イノベーション基本計画で「世界最高水準の研究力を取り戻す」ことが掲げられていることを踏まえ、特集として「我が国の研究力~科学技術立国の実現~」を取り上げた。
■イラストでは日本が目指す未来社会をイメージ
また、白書冒頭にSociety5.0として日本が目指す未来社会をイメージしたイラストを掲載している。表紙では自然科学の「知」や人文・社会科学の「知」を含む多様な知を総合的に活用し、知の活力を生むこと、すなわち「総合知」を表現。様々な分野の研究者が集い、つながることで、知の活力が湧き出ている様子を表した。