広域通信制高校のクラーク記念国際高等学校の「宇宙探究部」はタニタの開発部商品開発課から市原聖也氏を講師に迎えて、「宇宙と健康」テーマにしたオンライン特別授業を6月20日(月)に実施した。
■人類が宇宙に進出した際の健康管理にイメージを膨らませる
今回の授業はクラーク記念国際高等学校が開校30周年事業として取り組む「宇宙教育プロジェクト」で、人工衛星の開発・運用や同プロジェクトの広報を担当する生徒たちで組織する「宇宙探究部」に向けて行われた。健康を表す指標や宇宙空間でどのように体重を量るのかなど、生徒たちは人類が宇宙に進出した際の健康管理についてイメージを膨らませた。
■宇宙教育プロジェクトを2021年7月から展開
クラーク記念国際高等学校では2021年7月よりスタートした宇宙教育プロジェクトにおいて、東京大学やSpace BDと共同で高校生主体の人工衛星企画・運用を実施。その大きなチャレンジを通して、そこに関わる生徒たちの取組や成長をベースに、宇宙をテーマにした全校生徒向けの探究学習プログラムを開発するプロジェクトとなる。
■宇宙教育プロジェクトをきっかけに全生徒に宇宙に興味を持ってもらう
クラーク記念国際高等学校では、宇宙教育プロジェクトをきっかけとして、宇宙探究部以外の生徒たちにも宇宙に興味を持ってもらうことを目指し、外部企業や団体との産学共同授業を実施している。
<宇宙教育プロジェクトについて>
クラーク記念国際高等学校が創立30周年に向けてスタートした宇宙をテーマとする探究学習プログラムを開発するプロジェクト。プロジェクトの一環として、全国の学習拠点から宇宙に興味がある生徒を集めて「宇宙探究部」を組織。東京大学、Space BDと共同で高校生主体の人工衛星の企画から運用までを行う予定。また、東京大学大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻の中須賀真一教授がプロジェクトをサポート。プロジェクトアンバサダーには宇宙飛行士の山崎直子氏が就任した。