スタディプラスはフルクラウド統合型校務支援システム「BLEND(ブレンド)」を展開する、モチベーションワークスと6月22日(水)に業務提携を締結。これにより今年度から高等学校にも適応された「学習指導要領」の新評価軸である「主体的に学習に取り組む態度」を可視化し、公平・適正に評価することを目指した実証実験が開始される。
■「主体的に学習に取り組む態度」を公平・適正に評価するには
2022年度から高等学校でも適用されはじめた「新学習指導要領」では「知識及び技能」「思考力・判断力・表現力など」「学びに向かう力、人間性など」という3つの柱に合わせた「3観点」評価が全面導入された。特に、「主体的に学習に取り組む態度」の評価方法については、生徒たちの“見えにくかった努力”をどのように公平・適正に評価すればよいのかが論点となっている。
■生徒たちの学習状況を一元管理
「Studyplus for School」は生徒と教員を学習管理アプリ「Studyplus」でつなぎ、生徒の日々の学習ログを教員が見守り助ける、教育機関向け学習管理プラットフォーム。市販のデジタル教材との連携や自作の単語帳の登録など、あらゆる教材での学習記録を付けることができるため生徒たちの学習状況の一元管理が可能となる。
■「Studyplus for School」で可視化して「BLEND」で評価
今回の業務提携で、「Studyplus for School」で可視化した生徒たちの頑張りを、モチベーションワークスが展開するフルクラウド統合型校務支援システム「BLEND」で公平かつ適正に評価がつけられる仕組みの実現を目指す。
■岩田高等学校で検証を進める
学校法人岩田学園 岩田高等学校の協力の下、本実証実験を展開。「新学習指導要領」の評価軸である「主体的に学習に取り組む態度」について、生徒たちが学びに取り組んだ努力を可視化し、公平・適正な評価を試みる。実際に運用することで学校現場のニーズを把握し、必要があれば改善対策を検討すると共に全国の高等学校への実装を目指し、検証を進める。
<実証実験概要>
目的:「新学習指導要領」の評価軸である「主体的に学習に取り組む態度」について、生徒たちが学びに取り組んだ努力を「Studyplus for School」により可視化し、「BLEND」により公平・適正に評価する運用が機能するのかを検証し、学校現場のニーズを把握しつつ、必要に応じて改善対策を検討する。
内容:生徒たちが学びに取り組んだ努力の可視化及び、公平・適正な評価
実証実験期間:2022年4月1日〜2023年3月31日(予定)
実証実験場所:学校法人 岩田学園高等学校(大分県大分市)
参画者:スタディプラス、モチベーションワークス、学校法人岩田学園高等学校