東京工科大学応用生物学部は、高校生を対象に最新の医薬品や化粧品の技術について最先端の研究設備で体験する「Challenge Lab.(チャレンジラボ)」を、7月17日(日)と8月7日(日)の2回にわたって八王子キャンパスで開催する。
■高校生が最新の機械に触れる機会に
応用生物学部の魅力は実験と研究。東京工科大学にはバイオナノテクセンターを中心に最新の機械が多数整備されており、常に最先端の研究ができることが最大の特徴となる。しかし、高校生が大学での研究を体験できる機会は多くない。
■バイオサイエンスの魅力である「実験」を身近に体験
この取組は、応用生物学部の有する最新の機器を使い、バイオサイエンスの魅力である「実験」を身近に体験してもらうため2009年より開催。4年ぶりの13回目開催となる今回は、「DNAの分析」と「化粧品の界面科学」をテーマに、これらを専門とする東京工科大学の教員らが指導を行う。
<内容>
7月17日(日):バイオテクノロジーを用いたDNAの判別方法
今日のバイオ医薬品やゲノム編集の発展は、分子生物学や生化学、遺伝学など多様な分野の成果が結実したものとなる。今回の実験では、高校生物でも学習する制限酵素とポリメラーゼ連鎖反応(PCR)という分子生物学の技術を利用し、未知のDNAサンプルの判別を行う。バイオテクノロジーの有用性やDNAやタンパク質といった分子の精緻な働きを体験する。
(指導教員:応用生物学部 生命科学・医薬品専攻 医薬品コース 西良太郎准教授)
8月7日(日):化粧品の界面化学「油汚れを洗い流せるオイルクレンジング剤の作成と評価」
肌の油汚れを落とす化粧品「クレンジング剤」をテーマに実験する。最近の水をかけてサッと洗い流せるタイプの製品には、油性状態から水で流せる乳液状態へと一瞬で変化する「乳化と転送」という界面化学技術が用いられている。今回の実験では、界面活性剤、オイル、保湿剤を組み合わせてオイルクレンジング剤を作成し、汚れ落としの性能や使用感触についても体験する。
(指導教員:応用生物学部 食品・化粧品専攻 化粧品コース 柴田雅史教授)
<実施概要>
開催日時:2022年7月17日(日)13:00-16:00、8月7日(日)13:00-16:00
開催場所:東京工科大学 八王子キャンパス(東京都八王子市片倉町1404-1)
※八王子駅よりスクールバス約10分
参加費:無料
対象:高校生
※申込者(高校生限定)以外に最大1名の同伴者が参加できる。同伴者は友人、保護者など実 験テーマに興味があれば誰でも参加可能。ただし、同伴者の方は見学のみとなる。
定員・締切:各回30人(各開催前日の17時締切り)
持ち物:筆記用具のみ
服装:実験に適する服装(サンダル、ハイヒールなどはNG)
参加申込:大学Webサイト内以下専用サイトの応募フォームから
問い合わせ:Tel0120-444-903(東京工科大学 広報課)