(一社) 日本文化教育推進機構は、特別支援学校、特別支援学級、放課後デイサービス、学童クラブなどの教育関係者に向けて「子どもの心の発達を促すSELセミナー」を6月27日(月)にオンラインで開催する。
■法政大学の渡辺弥生教授を講師に迎えて
セミナーはアメリカの教育界で最も注目されている教育メソッド「ソーシャル・エモーショナル・ラーニング」(SEL)の研究で、日本における第一人者の法政大学の渡辺弥生教授を講師に迎えて行われる。
■社会情動的スキルを育むことで困難を乗り越えようとする意欲が育つ
社会性や感情など、非認知的な側面が育ってこそ、学力の向上につながることは、欧米をはじめ世界の研究機関での研究により明らかになっているが、21世紀を生きる子供たちに必要な「社会情動的スキル」を育むことで、子供が主体的に困難なことを乗り越えようとする意欲を育て、学習に向かうことができるようになる。
■心のあり方をテーマとしたデジタル教材を紹介
セミナーでは学力と非認知能力の関係性と、SEL(ソーシャル・エモーショナル・ラーニング)の学習効果、その教材を解説。子供の発達について学び、どのようにかかわればよいかを学ぶ。また、「心」の在り方をテーマとした今までにないデジタル教材を紹介する。
■エビデンスに基づいた教材がほしいとの声に応えて
特別支援学校、特別支援学級、放課後デイサービスなどでは「自立活動」を促すための教育を求められるが、現場の先生からは「よい教材が見当たらない」「きちんとしたエビデンスに基づいた教材が欲しい」という声が聞かれる。そのような学級経営に困っている教員に向けて開発されたデジタル教材が「みらいグロース」となる。
■発達に課題を抱える子供への支援ツールとして高い効果が期待
「みらいグロース」は、米国で確かな学習効果が実証されている理論に基づくメソッドを、日本向けに検証・改訂し、セルフ学習プログラムとして教材化した。子供の頃からメンタル面を強化することで、学んだことに対する吸収力が身につき、学力の向上が図れるほか、発達に課題を抱える子供への支援ツールとして、これまでの教材にはなかった効果が期待できる。
<開催概要>
開催日時:2022年6月27日(月) 17:00~18:20
・17:00~17:40:渡辺弥生氏講演「21世紀を生きる子どもたちに必要な能力とは」
・17:40~18:00:渡辺 弥生氏監修 デジタル教材「みらいグロース」の紹介
・18:00~18:10 :みらいグロース導入事例の紹介
・18:10~18:20:質疑応答
開催方法:Zoomウェビナーによるオンライン開催 ※要事前登録
参加費:無料
定員:50人
参加申込み方法:以下のWebから申し込む
事前登録した人へZoomウェビナーのURLを通知する。
申込締切:2022年6月27日(月)AM
【登壇者プロフィール】
渡辺弥生(わたなべ やよい)氏
法政大学文学部教授 法政大学大学院人文科学研究科心理学専攻教授
『絵で見て分かる「しぐさ」で子どもの心がわかる本』(PHP出版社)『感情の正体 発達心理学で気持ちをマネジメントする』(筑摩書房)『発達心理学』(ナツメ社)『子どもの「10歳の壁」とは何か?』(光文社)他多数。教育番組などの出演歴あり。