北米教育eスポーツ連盟 日本本部は、第3回目となる『NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット 未来を創る「STEAM教育×eスポーツの可能性」』を、オンライン配信およびドルトン東京学園 中等部・高等部を会場とするハイブリッドで7月2日(土)に開催する。
■教育現場でもeスポーツの活用が進む
いまやeスポーツは日本国内においても全国大会が開催されるだけでなく、eスポーツの在り方や立ち位置に変革が起こり、教育現場においてもeスポーツ部や生徒たちの活動が活発化している。学校内で「eスポーツコース」などの設立も増加の一途にあり、次世代を成長させる教育ツールとしてのeスポーツの活用法に注目が集まっている。
■eスポーツを活用したSTEAM学習への取組を強化
またNASEFの本拠地・北米ではカリフォルニア大学アーバイン校とともに、STEAM教育とeスポーツの関連性について研究を進め、eスポーツを活用したSTEAM学習への取組を強化している。
■次世代育成の可能性について掘り下げる
そうした背景を踏まえ、第3回「NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット」では、日本の教育現場でも昨今注目されている「STEAM教育」やeスポーツを活用したNASEF JAPANが目指す次世代育成の可能性について掘り下げていく。
<第3回「NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット」開催概要>
イベント名:第3回 NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット 未来を創る「STEAM教育×eスポーツの可能性」
開催日:2022年7月2日(土) 13:00~14:10(予定)
開催場所:ドルトン東京学園 中等部・高等部
主催:北米教育eスポーツ連盟日本本部
後援:ドルトン東京学園 中等部・高等部、米国大使館
参加方法:
オンライン参加:ZOOM
現地参加:ドルトン東京学園 中等部・高等部に当日、来訪して参加
参加費:無料
参加締切:2022年6月29日(水)まで
詳細および参加申込:以下の特設サイトのフォームから参加を申し込む。
申し込んだ人に参加方法を記載したメールを送付する。
<第3回「NASEF JAPAN eスポーツ国際教育サミット」プログラム詳細>
基調講演「NASEF JAPANが目指す次世代育成」 13:00~13:10
登壇者:北米教育eスポーツ連盟 日本本部 会長 松原昭博氏
米国本部ではeスポーツとSTEAM教育をかけ合わせ、ゲームを活用した新たな次世代教育の取組を推進している。日本国内でもSTEAM教育的観点を取り入れながら、どのようにeスポーツを活用していくか、また今後NASEF JAPANが目指す姿について考える。
共同研究発表「日本の高等学校におけるeスポーツ活動の実態と課題」13:10~13:25
登壇者:筑波大学 准教授 高橋義雄氏
eスポーツの人気の高まりとともに、部活動や同好会としてeスポーツを導入する高等学校が全国で増加している2022年。その一方で、教育現場の最前線で生徒と向き合う教員や教育関係者から「eスポーツ等を導入するメリットや課題」に関する声が挙がっている。本研究では、教育現場でのeスポーツ活動を通じた課題とその解決策の構築を目的に、「現在の日本の高等学校の教育現場におけるeスポーツ活動の実態と課題」に関する研究内容を発表する。
第2回 eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ「高校生が創り出す「eスポーツ × SDGs」のカタチ」 13:25~13:35
登壇者:最優秀賞受賞 高等学校
高校生たちがeスポーツを通して高校生の創造性やクリエイティブな才能を発揮してもらうコンテスト「eスポーツ・クリエイティブ・チャレンジ」を開催。第2回開催となる今回は、若者たちの柔軟な頭脳で、「eスポーツ×SDGs」をテーマに、大人にはない発想で、社会課題に向き合い、eスポーツだからこそ可能な解決策を構築する。サミットでは、全国14校の中で最優秀賞に選ばれた学校の生徒達が「eスポーツ×SDGs」という議題に対して、高校生の持つ可能性とeスポーツの持つ魅力を掛け合わせた新しいアイデアを発表する。
活動発表「未来の農業の在り方を生み出す「NASEF Farmcraft™ 2022」13:35~13:45
登壇者:立修館高等専修学校 生徒及び顧問
NASEFと米国国務省が連携をして、Minecraftを活用したクリエイティブ・チャレンジ「NASEF Farmcraft™ 2022」。ゲーム空間の中で、現代社会の課題を踏まえた最適な農業地を創ることを目指し、環境変化を始めとした様々なシチュエーションに対して世界の学校や生徒たちが様々なアイデアを構築しながら、その内容をオンラインで配信しながら競うコンテスト。昨年の本イベントの参加者は小学校3年生から高校3年生まで36か国、約700チームにものぼり、各チーム農場を作る過程で、クリエイティブ力を発揮。審査員として参加した教諭や教育委員会からも“生徒たちのメンタルヘルスケアの安定”や“次の目標に向けたチャレンジの継続”など、eスポーツがもたらす成長がみられたことが報告されている。今年は、日本から「立修館高等専修学校」を含む4校が初参加。サミットでは、気候変動を大きな題材としている「NASEF Farmcraft™ 2022」について立修館高等専修学校の生徒・顧問が取組内容を発表する。
クロストークセッション『未来を担う若者へ「STEAM&グローバル教育の取り組みについて」』13:45~14:05
【登壇者】
インテル 執行役員 井田晶也氏
ドルトン東京学園 中等部・高等部 コンピューターサイエンス スーパーバイザー Ramzi Ramzi教諭
北米教育eスポーツ連盟 日本本部 会長 松原昭博氏
【ファシリテーター】
北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクター 内藤裕志氏
未来を担う生徒達にどのような教育プログラムを提供していくべきかを既に先進的なSTEAMプログラムを展開しているインテル 執行役員の井田晶也氏と、教育現場において先進的な取組をしているドルトン東京学園中等部・高等部 コンピューターサイエンススーパーバイザーのRamzi Ramzi教諭を交えて議論を行う。また、今後のSTEAM教育やグローバル教育を行なうにあたって、生徒たちにどういった活動を期待するかを議論し、連盟・会社・学校と異なった立場からそれぞれどういったアプローチをおこなっていくかを発表する。
終わりに「NASEF JAPANのこれから」14:05~14:10
登壇者 北米教育eスポーツ連盟 日本本部 統括ディレクター 内藤裕志氏