千葉県船橋市とソフトバンクは、誰一人取り残されない、人に優しいデジタル社会を目指して「デジタル教育に関する事業連携協定」を6月1日(水)に締結した。
■2021年から「スマホ・タブレット講座」などを実施
2021年から船橋市とソフトバンクは「デジタルデバイド解消に向けた事業連携に関する覚書」を締結。LINEやZoomを無料で体験できる「スマホ・タブレット講座」や、公民館職員がソフトバンクの研修を受講して教え方を学び、スマートフォンの簡単な質問に答える「公民館スマホコンシェルジュサービス」を開始するなど、デジタル技術を活用した地域課題の解決に取り組んできた。
■「プログラミング講座」を児童ホームでも実施
今回、協定を締結したことで昨年度に実施した取組に加えて、これまで公民館で実施してきた「プログラミング講座」を、児童ホームなどでも行っていく。また、人型ロボット「Pepper」が先生となり、安全にインターネットを利用するための「デジタルリテラシー・情報モラルに関する講座」も実施する。
■デジタル技術を上手に活用できない人にも便利なサービスを提供
船橋市が2022年度からスタートさせた「船橋市DX推進計画」では、基本方針の一つに「誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化」を掲げている。ソフトバンクとの連携をさらに進め、デジタル技術を上手に活用できない人でも、日常生活に必要な情報の入手や便利なサービスを利用できる社会の実現を目指す。
■「人に優しいデジタル化」に向けて支援
ソフトバンクは、スマホを使ったことがない人や、持っていても上手く使いこなせない人に、スマホの便利さや楽しさを知ってもらうため継続的に多くの講座を実施。全ての船橋市民にとって「人に優しいデジタル化」が促進できるよう支援する。
<講座の実施内容>
①スマホ・タブレット講座
(LINE、Zoom、QRコード決済などの使い方)
②プログラミング講座 <拡充>
(プログラミング体験、アプリの作成)
③デジタルリテラシー・情報モラル講座 <新規>
(「Pepper」がデジタルリテラシーや情報モラルに関する講座を実施)
<船橋市DX 推進計画における「5つの基本方針」>
基本方針1:デジタル技術を活用した便利で快適な市民サービスの提供
基本方針2:デジタル化による行政運営の効率化
基本方針3:誰一人取り残されない、人に優しいデジタル化
基本方針4:徹底的な安全性の確保
基本方針5:職員の意識改革と人材育成~デジタル化のカギは人なり~