ワオ高等学校は5月24日(火)から27日(金)、この春、入学した1年生に対して4日間・合宿型のスクーリングを岡山本校で実施した。
■自分で学び自分で育つ「学育」を展開
2021年4月に開校した学校法人ワオ未来学園ワオ高等学校は、好きな時間に好きな場所で学ぶことができる完全オンラインの学校として未来型の学びを提供。バーチャルキャンパスは、人や情報とつながる空間となる。こうした自分で学び自分で育つ「学育」を最新のDXと経験豊かな教員が応援する。
■1年生がスクーリングに初参加
ワオ高等学校は、この「学育」の精神をもとにしたスクーリングを、年2回・3泊4日の集中した「合宿型」で行っていく。今回、2022年4月に入学した1年生が、5月24日から27日のスクーリングに初参加した。
■自然豊かな岡山に集合し、交流を深める
スクーリングは、岡山本校に全国から生徒が集まった。温暖な気候で、食にも恵まれ岡山で生徒たちの交流が深まり、食事は地産地消にもこだわった献立を提供。岡山の美しい自然の中で歴史やアートを学び、今後のスクーリングでは名所旧跡を訪ねる課外学習の導入も計画している。
■日本を良くするを課題に議論を重ね
ワオ高等学校では教養探究(哲学・科学・経済)を議論型授業で行っていく。スクーリングのグループワークでは「社会課題を解決する学習横断からのイノベーション(新結合)」として、総合探究に取り組んだ。例えば、「日本を良くする→労働環境が悪く不健康であるという課題を解決しよう」というテーマでは、ワークシートをもとに生徒たちが議論を重ね、以下のような見事な結論に辿り着いた。
【課題】「日本を良くする」
・アポトーシス:不要な業務を切り捨て新しい働き方に変える。
・微分積分:未来を見据える。仕事時間を減らす。
・貨幣論:同じ給料で業務を減らすと、貨幣錯覚で自由度が上がったと感じる。
・体育原理:自由度が上がって趣味が楽しめる。精神的に安定して健康になっていく。
・正義論:多くの人が幸せになる(功利主義における正義)
・結論:業務を減らして、同じ給料でも自由度が上がったと思い、趣味を楽しみ精神的に安定して健康になっていく。
■スクーリングで4つのことが実現できる
ワオ高校のスクーリング・プログラムは4日間をかけて、次の4つのことが実現できるように設計されている。
①授業の時間以外でも教職員や同級生と交流ができること。
②自立した生活習慣を身に着けるきっかけになること。
③違う土地の様々な文化に触れることができること。
④いつもと違う環境のため、集中して学習に取り組めること。
<新1年生の体験実感コメント>
「4日間楽しすぎたし、気の合う子もできたからこの後近くに遊びに行くんです〜!」
「なんでスクーリング4日間しかないんすか?明日は?明日学校来たら誰かおる?」
「最初は緊張してたし疲れてたけど、慣れてきた3日目くらいからすごく楽しかったです!慣れてきた時に終わるんですね…」
「とにかくご飯がおいしかった。それだけでも幸せでした」
■毎月第3土曜日にオープンスクールを実施
2022年度のオープンスクールでは、このワオ高校だけの新しい「学び」を生徒と保護者に体感してもらう内容として、オリジナル企画を推進。12月までの毎月第3土曜日(一部例外あり)に開催。ワオ高校の学びを体現するゲストとの対談企画なども随時実施する。
【オープンスクール実施日】
6月18日(土) ※申込受付中
7月16日 (土
8月20日 (土)
9月17日 (土)
10月15日 (土)
11月19日 (土)
12月17日 (土)
■オープンスクールはオンラインで実施
岡山県にある本校の雰囲気を再現したバーチャルキャンパスでは、日々のホームルーム、朝活などの共同学習、学内イベントなどを開催。オープンスクールでは、このバーチャルキャンパスにオンラインで来校し、本当の授業さながらの学び体験が楽しめる。