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「キース・ヴァン・ドンゲン展 フォーヴィスムからレザネフォル」 7/9~9/25開催 パナソニック汐留美術館

2022年6月4日

東京・港区のパナソニック汐留美術館は画家キース・ヴァン・ドンゲン(1877-1968)のフォーヴィスム画家へと成長する過程を紹介し、狂騒の20年代(レザネフォル)における画家の歩みに焦点をあてる「キース・ヴァン・ドンゲン展 フォーヴィスムからレザネフォル」を7月9日(土)から9月25日(日)まで開催する。

 


■表情豊かな色彩でフォーヴィスムの画家の一員

キース・ヴァン・ドンゲン(1877-1968)はオランダに生まれ、ロッテルダムの美術アカデミーに学びながら20歳の頃に初めてパリに数か月滞在。その2年後にモンマルトルに移り住み、アトリエを構えた。オランダ時代から力強い筆致の作品を描いていたヴァン・ドンゲンは、すぐに新印象派に関心を抱き、やがて濃密で表情豊かな強烈ともいえる色彩でフォーヴィスムの画家たちの一員となる。

 


■フォーヴィスムの画家へと成長する過程を紹介

華麗な色調でありながら、内的な表情を感じさせる色を用い、なかでも女性を描く場合の身体の優美さや官能性を訴える画面はヴァン・ドンゲンの代名詞になっていく。同展は、この稀有な画家がフォーヴィスムの画家へと成長する過程を紹介する。

 


■レザネフォルにおける画家の歩みに焦点

その後の第一次世界大戦までの時期に取り組んだ色彩と形態の研究に加え、人物表現というテーマ、そして大戦終結後の狂騒の20年代(レザネフォル)における画家の歩みに焦点をあてる。

 


■絶大な人気を博したヴァン・ドンゲンならではのスタイル

ヴァン・ドンゲンは1920年代に入ると社交界との交流から、肖像画家として多数の注文を受けるようになる。ヴァン・ドンゲンならではのスタイルである、華奢で細長くデフォルメされた、しなやかな人物像は、きわめて洗練された色彩で表現され、当時の上流階級の人々から絶大な人気を博した。

 


■3章に分けて国内外の優れたコレクションを展示

日本の美術館においては44年ぶりの開催となる、ヴァン・ドンゲンの個展である本展では「新印象派からフォーヴィスムの時代」、「フォーヴィスムの余波」、「レザネフォル」の3章に分け、国内外の優れたコレクションを通じて紹介する。

 


<「キース・ヴァン・ドンゲン展 フォーヴィスムからレザネフォル」開催概要>

会期:202279()925()

会場:パナソニック汐留美術館(パナソニック東京汐留ビル4F

開館時間:午前10時から午後6時まで(入館は午後530分まで)

8月5()92()は夜間開館を実施。午後8時まで開館

(入館は午後730分まで)

休館日:毎週水曜日、812日~17

入館料:一般:1000円、65歳以上:900円、大学生:700円、中高生:500

小学生以下無料

※障がい者手帳を提示の人、および付添者1人まで無料で入館可能

主催:パナソニック汐留美術館、NHKNHKプロモーション

後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本、港区教育委員会

問合せ:050-5541-8600(ハローダイヤル)

 

「キース・ヴァン・ドンゲン展 フォーヴィスムからレザネフォル」

パナソニック汐留美術館

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