EDUCOMが提供する統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th(以下C4th)」はCOMPASSが提供するAI型教材「Qubena(キュビナ)」と順次、連携を行っていくことを発表した。
■1人1台端末の環境でアカウント管理や年度末更新が課題に
GIGAスクール構想において児童生徒の1人1台端末が整備され、個別最適な学びや協働的な学びを実現するための活用が始まっている。一方、学習系システムのアカウント管理や年度更新をいかに円滑に行うか、校務系システムのデータと他のシステムのデータを連携させて蓄積された教育データをいかに有効に活用していくかが大きな課題となっている。
■連携により児童生徒のアカウント管理の負担軽減
今回の連携により、転学や年度更新時に発生する児童生徒のアカウント管理の負担軽減や低コスト化を実現。また、校務系システムのデータと学習系システムのデータをダッシュボードなどで表示することで児童生徒の見取りの高度化が目指される。
■ベネッセや凸版印刷とも連携を実現
なおEDUCOMでは同様の連携をベネッセコーポレーションの「ミライシード」や、凸版印刷の「navima」とも実現。該当地域における日々の転学処理や年度更新処理、ダッシュボード連携についてもAPIによる自動化が実現している。
<統合型校務支援システム「EDUCOMマネージャーC4th」について>
「EDUCOMマネージャーC4th」は全国、約500自治体、約10,000の小中学校で利用されている統合型校務支援システム。今後はGIGAスクール構想で児童生徒1人1台端末が普及したことを受けて、統合型校務支援システムと連携した児童生徒ならびに保護者向けのサービスを拡充し、学校全体の活動を支援するサービスの提供が目指される。
<「Qubena(キュビナ)」について>
「Qubena」はAIが子供たち一人ひとりの習熟度・定着度に合わせて最適な問題を出題するアダプティブラーニング(個別最適化)教材。タッチパネルに対応したPCやタブレット端末とインターネット環境があればどこでも学習可能なWebアプリケーションで、教員用の管理画面では児童生徒の学習履歴をリアルタイムに確認できる。2021年度からは小学校・中学校の5教科対応版「Qubena 小中5教科」をリリース、全国100以上の自治体、1,800校以上の小中学校で約50万人が利用している。