女子大学1年生はインスタ9割使用、家族や友人への連絡でも6割が使用～東京工科大調べ

2022年5月28日

大学1年生のInstagram利用率は75.3％となり、特に女子では9割以上(90.8％)が利用している。また、連絡手段でも女子はInstagramのDMの利用率は6割を超えることが、東京工科大学が2022年度の新入生を対象に実施したコミュニケーションツールの利用状況などに関する調査から明らかとなった(調査数1358人)。

■7年連続で利用率が伸びる「Instagram」

新入生のSNS利用率は3位の「Instagram」が前年比5.4ポイント増の75.3％で調査開始以来7年連続の増加となった。女子では「Twitter」(85.2％)との差を広げ、初めて9割超(90.8％)となった。なお、利用率1位は「LINE」(99.5%)、2位「Twitter」(84.5％)となっている。

■女子のTikTok利用率が半数に

「TikTok」の利用率は36.8％で3年連続増加、女子では前年比9.5ポイント増の48.5％で半数近くに達した。また、「Discord」の利用利は40.9%、男子では前年比8.0ポイント増の53.5％となるなど増加傾向となっている。

■「InstagramのDM」は過去最多の増加率に

家族や友人との連絡手段では「LINE」が99.2％でトップとなり安定している。また、「InstagramのDM」は全体で46.0％となり、女子は前年比6.2ポイント増の63.5％、男子は前年比8.7ポイント増の34.8％となるなど最多の増加率となった。一方、「TwitterのDM」(28.5％)、「キャリアメール」(15.6％)、「ショートメール」(15.0％)などは横ばいや微減傾向となっている。

■通話でもLINEがトップで定着

家族や友人との通話手段は「LINE通話」が94.2％で3年連続で9割以上となるなど、連絡手段と共に定着しつつある。「キャリアの通話」は30.9％で微減傾向にあるものの2020年以降は3割程度を維持している。「LINEビデオ通話」は22.6％で4年連続で2割以上となった一方、「Zoom」は2.2％で2年前の4分の1以下となっている。

■動画配信サービスはYouTubeが安定の人気

動画配信サービスでは「YouTube」が7年連続トップの98.9％。「Amazonプライム・ビデオ」は前年比4.6ポイント増の39.7％となるなど3年連続で増加しており約4割が利用。また「Netflix」(21.6％)や女子の3割が利用する「TVer」(20.2％)も増加傾向にあり、減少傾向の「AbemaTV」(26.7％)や「ニコニコ動画」(24.2％)と並ぶ2割台となった。