NPO法人Waffleは女子およびジェンダーマイノリティの中高生を対象に、ITスキルの提供とキャリア支援を行う「Waffle Camp ホームタウン」を7月から9月にかけて全国7都市で開催する。2022年度は全国の中高生が家庭環境などに関係なくITに触れられる機会を積極的に提供するため無償で提供する。
■ウェブサイト開発のスキルとプログラミング学習コミュニティを学ぶ
「Waffle Camp」は「これからのITをカラフルにする女の子たちへ」をコンセプトに、Waffleが独自に開発したウェブサイト開発のスキルとプログラミング学習コミュニティを提供するオンラインプログラムとなる。
■オンライン研修やロールモデルとの対話を組み合わせて提供
事前学習、1日オンライン研修、2週間の事後学習に加え、IT分野のキャリアをイメージできるよう現役の女性エンジニアによる「ロールモデルとの対話」を組み合わせており、IT分野への進路支援も行っている。
■中高生にITに触れてもらうため無償開催に
通常は有償での提供となる「Waffle Camp」への参加者は、一部の都市部の中高生が多いことが課題となっていた。IT分野のジェンダーギャップを解消するためには、ITに触れる機会が少ない中高生にも機会を届け、興味を持ってもらうことが重要であると考え、IT関連企業を中心とした6社からの支援のもと、全国7都市での無償開催に踏み切った。
■2021年度のパイロットプロジェクトを受けて2022年度は全国で無償開催
本プログラムの提供にあたって、昨年度は日本財団の「2021年度助成金」の一環の助成を受け、パイロットプロジェクトとして「Waflfe Camp」を開催。これまでWaffleが接点のなかった中高生に対してもプログラムを無償提供した。その結果、一定の評価を得られたことから2022年度は「Waflfe Camp ホームタウン」として全国で開催することになった。
<「Waffle Camp ホームタウン」開催概要>
開催日時:2022年7月1日(金)〜2022年9月30日(金)
参加費:無料
参加対象:開催都市に居住地がある女子及びジェンダーマイノリティの中高生
※詳細は各開催自治体・団体の募集要項で確認
開催予定地:北海道札幌市、東京都豊島区、神奈川県横浜市、福井県、静岡県静岡市、
三重県、大分県
内容:1日あるいは2日間でHTML/CSSをつかってオリジナルのウェブサイトを制作。
また、現役の女性エンジニアによる「ロールモデルとの対話」を組み合わせており、
参加者のIT分野への進路選択も支援する。
申込方法:各開催自治体・団体のウェブサイト・広報誌で確認。
※一部自治体・団体の情報についてはWaffle公式SNSにて、随時情報掲載する予定
公式Webサイト:https://www.camp.waffle-waffle.org/
<開催詳細>
【北海道札幌市】 8月8日開催(20人) オンライン開催
共催:札幌市男女共同参画センター
【東京都豊島区】 8月27日開催(20人) オンライン開催
共催:豊島区男女平等推進センター
【神奈川県横浜市】 8月4日・5日(15人) 現地開催
主催:(公財)横浜市男女共同参画推進協会
【神奈川県横浜市】 9月23日・24日(20人) オンライン開催
主催:(公財)横浜市男女共同参画推進協会
【静岡県静岡市】 8月1日(20人) オンライン開催
共催:静岡市女性会館指定管理者 (特非)男女共同参画フォーラムしずおか
【福井県】 8月20日・21日(20人) オンライン開催
共催:福井県教育庁
【三重県】 8月11日(10人) ハイブリッド(オンライン・現地開催)
共催:三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」
【大分県大分市】 7月30日・8月6日(20人) ハイブリッド(オンライン・現地開催)
共催:大分県
<NPO法人Waffleについて>
Waffle(ワッフル)はIT分野のジェンダーギャップの解消を目指す非営利法人。国内の女子中高生向けオンラインIT(コーディング)コース「Waffle Camp(ワッフル・キャンプ)」や女子大学生・大学院生向けプログラム「Waffle College」の提供、日本国内での「Technovation Girls(テクノベーション・ガールズ)」のサポート、企業との協働による各種イベントなどを開催している。また、「第5次男女共同参画基本計画素案」に対するパブリックコメントをはじめとする、政策提言も積極的に行っている。