高校生の約9割が大学選びで「学びの内容」を重視しており、「目標としている職業に関連した内容を選びたい」と考えていることが、スタディプラスが高校生1965人を対象に実施した「大学選びに関するアンケート」から明らかとなった。
■「学びの内容」は特に西日本で高い傾向に
大学選びに関しては、9割近い高校生が、理由の3位までに「学びの内容」を選択している。特に、近畿(89.4%)、中国・四国(91.2%)、九州(90.1%)では「学びの内容」が高い割合を示している。
■学びの内容に次いで、立地を重視する
大学選びで最も重視するのは「学びの内容」だが、2位・3位に重視する項目として「立地」があがっている。また、2位では「ネームバリュー」、3位では「雰囲気」が高い割合で選択されている。
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■都市圏は「ネームバリュー」、地方圏は「学費・奨学金」を重視する傾向に
理由として「ネームバリュー」を選んだのは、三大都市を含む、関東、中部、近畿では割合が高い一方、それ以外の地域では低くなっている。逆に「学費・奨学金」は北海道・東北、中国・四国、九州では割合が高くなっている一方、関東では全国平均を下回っている。
■大学選びの最初のアクションは検索して大学サイトを見る
大学選びにおける最初のアクション1位は「検索する」で84.4%の高校生がインターネットを使って情報を収集している。また、「検索する」人に最初にどんな行動を起こすかを聞いたところ、1位「大学サイトを見る」(88.4%)、2位「YouTubeで検索」(4.8%)となっている。
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<自由記述より>
大学選びについて、各項目の選択理由を自由記述したところ、以下のような内容となる
「学びの内容」の選択理由
『目標としている職業が決まっているため、それに関連した内容を学びたいと考えて
いるから』
『自分が学びたい内容が学べるのかが重要だと思うから』
「ネームバリュー」の選択理由
『有名な大学に入学すると就職する時に有利になると思っているから』
『就職などする際に学歴フィルターがある所だとネームバリューは重要視すべき』
「学費・奨学金」の選択理由
『親に金銭面で大きな負担をかけることは避けたいから』
『将来きちんと就職できるか分からないのに、返済するタイプの奨学金を受け取る
のは怖いので、給付型奨学金の給付額が多い大学が良い』
「立地」の選択理由
『将来働きたい土地で進学したいから』
『下宿が出来ないから』
「雰囲気が良いから」の選択理由
『知人がいない状態での再スタートになるので、楽しくやって行けるかが重要だと
思うから』
『4年は通うことになるので、直感的に嫌な感覚を抱いた場合は順位をさげます』
<調査概要>
調査対象:全国の「Studyplus」ユーザー(現役の高校1年生~高校3年生)
回答者:1,965名
調査方法:インターネット調査
調査時期:2022年4月21日〜4月25日