中高生の9割以上がSNSを利用しており、8割以上が中学を卒業するまでにSNSを利用開始していることが、スタディプラスが中学1年生から高校3年生、1869人を対象に実施した「通学とスマートフォン・SNS利用に関するアンケート」から明らかとなった。
■SNSを使い始めるのは中学1年がトップに
アンケートの結果によると、現在SNSを利用している中高生は93.5%。SNSの利用を始めたのは1位「中学1年生」(32.1%)、2位「小学校高学年」(24.6%)、3位「中学2年生」(15.0%)で中学卒業までに83.8%がSNSデビューをしている。
■身近な人とコミュニケーションをとるためにSNSを利用
SNSを利用し始めた理由は、1位が「リアルな友人との交流」(69.9%)、2位「家族との連絡」(59.4%)など、身近な人とのコミュニケーション手段としてSNSを使い始める傾向にある。
■LINEとYouTubeは9割を超える中高生が利用
中高生が現在利用しているSNSは「LINE」が最も多く97.4%。次いで「YouTube」の92.6%で、いずれも9割を超える中高生が利用している。以下、「Instagram」(69.3%)、「Twitter」(52.5%)、「TikTok」(28.0%)と続く。
■InstagramやTwitterは複数アカウント所持が多数派
持っているアカウント数は動画SNSである「YouTube」と「TikTok」は1個のみが最も多く、写真中心の「Instagram」は7割以上、テキスト中心の「Twitter」は5割以上が複数アカウントを所持している。
■6割以上の中高生がSNSを1日1時間以上利用
一番よく使うSNSは「LINE」の32.5%、以下「YouTube」(27.8%)、「Instagram」(23.8%)と続く。また、一番よく使うSNSの利用頻度を聞いたところ、「1日3時間以上」が12.4%、「1日1~3時間程度」が51.5%で合計63.9%の中高生が1日1時間以上SNSを利用していることが分かった。
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■SNSを利用しているうちに情報収集が最大の目的に
SNSの使用目的のトップは「見て楽しむ・情報を得るため」の74.5%で、2位が「リアルの人との交流」の52.7%。SNSを使い始める理由は「家族や友人とのコミュニケーション」だったが使用しているうちに情報収集が最大の目的となる傾向にある。
■SNSの信頼度は中立が多数に
SNSの信頼度は中立の立場が50.4%で多数となり、情報をしっかりと見極めようとするスタンスの中高生が多い傾向にある。
<調査概要>
調査対象:全国の「Studyplus」ユーザー(現役の中学1年生~高校3年生)
回答者:1,869名
調査方法:インターネット調査
調査時期:2022年4月18日〜4月19日