(一財)日本視聴覚教育協会は「令和4年度 全国自作視聴覚教材コンクール」の募集を6月3日(金)まで実施する。映像教材・デジタルコンテンツや紙しばいなど授業や学習に活用されている自作視聴覚教材を広く募集する。
■身近なものとなっている視聴覚教材の自作と活用
近年、学習の場と学習内容および学習方法は多様化しており、市販教材のみで学習の成立を図ろうとすることは難しく、個々の学習者が充実した豊かな学習活動を展開する必要がある。そのためには、個々の学習者の実態に応じたきめ細かい教材や、地域の歴史・文化・伝統などについて組織的に収集整理・構成された教材など、地域に根ざした学習のための教材が必要とされており、視聴覚教材の自作と活用は、ますます身近なものとなっている。
■学習の場で実際に役立つ自作の視聴覚教材を顕彰
全国自作視聴覚教材コンクールは、その制作技法の優劣のみを問うのではなく、なぜ、その教材が必要とされるのか、具体的な利用方法まで含めて審査することを目的としている。これにより学習の場で実際に役立ち、他の学校や地域等での自作教材の企画制作・活用にも役立つ視聴覚教材の自作活動を促進。その顕彰を通して制作奨励と内容の充実に寄与することが目指される。
<募集作品>
全国自作視聴覚教材コンクールでは以下のような作品を募集する(ただし、すでに同様の全国対象のコンクールで入賞した作品は除く)。
①ある教科・領域の単元・題材を学習したり、その学習を支援するための視聴覚教材
②原則として、学校(幼稚園・保育所)・生涯学習施設等で実際に使用したもの
③映像教材、デジタルコンテンツ、紙しばい等(教材の長さ及び量については、記述
された教材等の制作意図及び活用の目的等に適したものであれば、特に制限なし)
④制作に係る予算・スタッフ編成等について、自作とは認められないものについては
応募を断る場合がある。
<全国自作視聴覚教材コンクール応募概要>
主催:一般財団法人日本視聴覚教育協会
共催:
日本学校視聴覚教育連盟
全国高等学校メディア教育研究協議会
全国視聴覚教育連盟
後援:文部科学省
【部門】
1.小学校部門(幼稚園及び保育所を含む)
2.中学校部門
3.高等学校部門
4.社会教育部門
【応募資格】
以下に掲げる個人または団体。
1.学校教職員、指導主事、教員養成大学・学部・大学院に在籍する学生、
または教職課程履修の学生
2.社会教育主事、公民館主事、視聴覚センター・ライブラリー等の職員
3.その他(ただし、視聴覚教材を制作することを職業とする個人または団体は除く)
【賞】
最優秀賞(文部科学大臣賞) 部門1~4 各1点
優秀賞 部門1~4 8点以内
入選 部門1~4 10点以内
【応募締切】
2022年6月3日(金)当日消印有効
【入賞発表】
2022年8月下旬(月刊『視聴覚教育』9月号上で発表)
【表彰式・発表会】
2022年9月中開催予定。※感染症の状況等により中止にする場合もある。
【応募方法】
・応募様式に従い、必要事項を記入して提出。
・映像教材・デジタルコンテンツは審査用として3部、教材の構造や再生環境等を示す
解説書を3部添付する。
・応募作品には、必ず添付資料として、①制作のねらい(作品の特色・制作にあたって
留意した点・制作費【概算】)、②使用方法(使用上の留意点・教材をどのように利活用
するか)等について、2,000字以内にまとめたものを3部添付する。
・小中高等学校部門の作品には活用指導例を3部添付する。
・紙しばいは、本体を送付する。また、台本・録音物等を3部添付する。なお、演示が
複雑な場合には演示を撮影した映像データ(DVD、USBなどに保存)を添付する。
・応募作品は審査終了後、発送元に郵送等で返却する。なお、添付資料は返却しない
ので了承ください。
【応募・問い合わせ先】
作品は郵送・宅配便で下記に応募する。
〒105-0001 東京都港区虎ノ門3-10-11 虎ノ門PFビル
一般財団法人日本視聴覚教育協会内
「全国自作視聴覚教材コンクール審査委員会」宛
TEL:03-3431-2186 FAX:03-3431-2192
Eメール:jisaku@javea.or.jp