経済産業省のSTEAMライブラリーは、小中学校向けデジタル・シティズンシップ教材として「GIGAスクール時代のテクノロジーとメディア~デジタル・シティズンシップから考える創造活動と学びの社会化」の動画シリーズを公開した。
■「デジタル・シティズンシップ」についてともに考える
動画コンテンツは国際大学GLOCOMならびにNEPが提供。本教材シリーズは、子供たちと教員・保護者、そして社会全体で取り組むテーマとして、「デジタル・シティズンシップ」についてともに考えていくことをねらいとして設計されている。STEAMライブラリーの豊富な教材を活用していくためのベース教材としても活用できる。
■発達段階にあわせた授業構成
本教材シリーズは、デジタル・シティズンシップの理念と実践をもとに、発達段階にあわせて設計されており、対象学齢に応じてレクチャーを選択する。小学校低学年向けの授業は、初めてのPCを入手するところからデジタルデバイスとの付き合い方やトラブルへの対応について学ぶ。
■中高生はデジタルジレンマとどう向き合うかを考える
小学校中・高学年を対象とした授業では、学校内外への発信やクラスSNSでのコミュニケーションの一場面から責任の範囲を意識することについて学ぶ。また、中学生・高校生を対象とした課題は、SNSの使い方、地域課題解決に取り組む場面から、社会自体がまだ正解にたどり着いていないデジタルジレンマに対して、自らがどう向き合うべきかを考える。
■教員や保護者に向けて解説動画も用意
デジタル・シティズンシップを子供たちと共に学んでいただくため、教員や保護者を対象とした教材解説動画を用意。デジタル・シティズンシップとは何であるか、学びの理念の実現に向けた研究・実践活動について、教材開発を担当したメンバーのインタビューを交えながら、そのエッセンスをコンパクトにまとめている。
<動画教材シリーズ 全8本>
【小学校低学年向け】“じぶんの“パソコンをまなびにつかうってどういうこと?
【小学校低学年向け】“じぶんの“パソコンとじょうずにつきあうには?
【小学校中~高学年向け】メディアの使い方、自分でバランスをとるには?
【小学校中~高学年向け】ネットでのやりとり、どうすれば相手にうまく伝わる?
【小学校中~高学年向け】責任ある発信ってどういうこと?
【中学・高校生向け】オンラインでの発信が未来や社会に与える影響とは?
【中学・高校生向け】情報を編集・発信するときの責任ってなんだろう?
【中学・高校生向け】みんなが納得する社会課題解決って?