高知県教育委員会は「高知県立学校におけるデジタル学習支援に関する協定」をカシオ計算機と4月28日(木)に締結。2022年度は高知県立高等学校7校・附属中学校4校(※)で、「ClassPad.net」を用いたICT教育を実践。5月中を目処に本格運用開始を予定している。
■ICTツールを文房具のように使いこなす存在に
今回、両者の連携により県立高等学校および附属中学校での「ClassPad.net」を用いたICTの活用、また実践を踏まえた上での効果検証を実施。共同研究を通じて得られた成果を「ClassPad.net」のアップデートに生かすとともに、ICTツールを文房具のような身近な存在として教員・生徒が有効活用する環境づくりが目指される。
■ICTツールにより得られた成果を検証
「ClassPad.net」を用いたICT教育の実践を踏まえ、最終的にどのような効果が得られたか・どのような点が期待できるかの検証を行う。そこで得られた結果は、ICTツールのさらなる有効活用に向け、高知県教育委員会とカシオ計算機の双方が将来的な環境づくりに生かされる。
■教員へのアンケートや結果分析を実施
本格運用開始後、県立高等学校7校・附属中学校4校では、教員や生徒は授業や家庭学習などにおいて「ClassPad.net」を活用。また、期間中には教員へのアンケート調査や結果分析を実施する。
(※)高知県立高知追手前高等学校、高知小津高等学校、安芸中学校・高等学校、高知国際中学校・高等学校、中村中学校・高等学校、高知南中学校、高知工業高等学校(全日制)、須崎総合高等学校(工業系を含む)
<「ClassPad.net」とは>
「ClassPad.net」はPC・タブレット・スマートフォンに対応したオンライン学習アプリ。オンライン辞書機能、デジタルノート機能、数学ツールのほか課題の送受信や生徒の回答の一覧表示が可能な授業支援機能など、多くの機能をワンストップで活用可能。2021年4月に一部機能を搭載した高校向けベータ版を提供開始して以降、すでに600校以上で導入。現在は小学校・中学校・高等学校・大学のそれぞれに向けたプランを提供している。