1人1台端末の更なる利活用の促進を目的にした文科省の提供するWebサイト「StuDX Style」が4月22日(日)、新コンテンツを更新。「StuDX Styleを活用したミニ研修」などが新たに公開された。
■各学校で研修が実施できるよう「StuDX Styleを活用したミニ研修例」を掲載
「StuDX Styleを活用したミニ研修例」は各学校で研修が実施できるように、それぞれ20分程度でできる内容とし、1グループ4人程度で意見交換を主とした研修となっている。学校においてICT活用に先進的に取り組んでいる人がいなくても研修ができるよう、研修に必要な資料等も掲載されている。
■各校の実態に合わせてアレンジして研修を
今回、紹介しているミニ研修はあくまで一例であり、この内容や手法、順序、時間等に縛られることなく、各学校や子供の実態に合わせて研修をアレンジし、随時、改善を図るよう求めている。
<StuDX Styleを活用した研修>
第1回 「GIGAスクール構想」の目的を知ろう
第2回 StuDX Styleのウェブサイトを見てみよう
第3回 実践できそうな事例を選び、実践の見通しをもとう
第4回 授業等におけるICT活用のイメージをつかもう
第5回 各自の実践事例を持ち寄り今後につなげよう
■ICTが苦手という人に向けて事例を1つずつ紹介
1人1台端末の活用事例を多数掲載している特設ウェブサイト「StuDX Style」だが、「ICT苦手」「どの事例から取り組んだらよいか分からない」という声も届いている。そうした人に向けて、「まずはここから! StuDX Style」では、毎回「まずはここから取り組もう」という事例を1つずつ紹介していく。
■校内研修で「StuDX Style」を利用する際のポイントを紹介
今回、「まずはここから! StuDX Style」で紹介された東北学院大学・稲垣忠教授の「校内研修で活用アイデアを見つけよう」では、StuDX Styleは、どの教員にも関係がある実践できる事例ばかり集めてあることがポイントだとする。校内研修で「StuDX Style」を利用する際などは、やってみたことがある事例を探し、「私はこんな風にやっています」と紹介し合うことからはじめるよう勧めている。その上で、新たに取り組んでみたい事例を探し、学年あるいは学校で話し合って共通で実践したいものを見つけていく。
【特設ウェブサイト「StuDX Style」について】
特設ウェブサイト「StuDX Style」では1人1台端末の、さらなる利活用の促進に向けて、全国の学校や自治体から提供された端末の活用方法に関する優良事例等を数多く紹介。具体的には、活用のはじめの一歩となる「慣れるつながる活用」、各教科等の学習に生かす「各教科等での活用」の事例を紹介。あわせて各教科等での学習を実社会での問題発見・解決に生かしていく「STEAM教育等の教科等横断的な学習」の取組事例も掲載している。