内閣官房内閣人事局は国家公務員のリアルを紹介する「採用広報ショート動画」全9本を作成。第1弾として3本を4月26日(火)に内閣人事局のYouTubeチャンネルで公開した。
■就活生が知りたいポイントを動画で紹介
動画は若手職員が中心となって企画。就職を控えた学生などにもヒアリングを実施し、就活生が知りたいポイントが最大限に盛り込まれている。多くの人に見てもらえるよう、動画はいずれも3分程度で作成。実際に働く職員の様子を伝えられるよう、様々な府省から30人以上の現役職員が登場し、実際のオフィスで撮影を行った。
■高校生や社会人にも見てもらいたい企画
こうした動画の作成は政府の採用広報活動を担う内閣人事局において、初の試みとなる。就職活動が本格化する大学3、4年生だけではなく、今後の進路選択を考え始める高校生や大学1、2年生、すでに社会人となっている人にも見てもらいたい動画となっている。
＜動画1：国家公務員のDNA～それぞれの志望動機～＞
この動画（1分18秒）では、出身府省や世代が異なる職員7名が「なぜ国家公務員を目指したのか」を1行メッセージにして提供。手書きのフリップは、実際に登場する職員が自分の手で書いたものとなる。
＜動画2：国家公務員の日常に密着(若手職員編)＞
この動画（4分25秒）では、採用1・2年目の職員の一日に密着し、仕事の様子やオフの時間の過ごし方まで、若手職員の日常の様子を紹介している。見どころは職場における上司との人間関係や、仕事から感じられるやりがいの部分。そして、資格の勉強や趣味に打ち込むプライベートの部分となる。ジムでの体力づくりやダンスを楽しむ姿も披露されている。
＜動画3：国家公務員の働き方・オフィス改革 現在⇒未来＞
この動画（3分38秒）では、総務省・経済産業省・環境省の執務スペースを紹介。進化し続ける霞が関の働き方とワークスペースの模様が紹介されている。働き方に合わせて場所を変え、場所を変えることで働き方を変えていく霞が関の取組が分かる。
＜今後の公表予定＞
地方へ熱い思いを持つ職員や理系出身、民間出身の職員が登場するほか、ママ職員への密着やチーム一丸となって働く霞が関の模様も紹介する。
第2弾(3本)：公開予定日5月10日(火)
第3弾(3本)：公開予定日5月24日(火)
【内閣人事局 任用第一担当 参事官補佐 荒川氏コメント】
少しでも「国家公務員のリアル」を感じてもらえるように、私たちが日々どんな職場で、どんな思いで仕事に向き合っているのかを紹介する動画を制作しました。同僚の公務にかける熱意や、上司・部下との議論の面白さ、ワークライフバランスのために実際に使える制度（私自身も育児のためにフル活用しています）など、私個人も「伝えたい！」と思っていた“リアル”をめいっぱい詰め込んでいます。
【内閣人事局 任用第一担当 係長 榊原氏コメント】
大学3年生の夏に参加した2週間の霞が関でのインターンシップ。これが私の就職活動の転機でした。それから早7年、頼れる上司や信頼できる先輩・同期・後輩、試行錯誤を重ねながらよりよい政策へと練り上げていく過程、質の高いアウトプットを生み出すオフィス空間、そして仕事もプライベートも全力投球の職員が多いことなど、私が誇りに思う霞が関のポイントはさらに増えました。今回の企画では、今の学生がどのような価値観で就職活動をしているのか、そして、学生目線から知りたい情報は何か、を学生へのヒアリングを通して丁寧に整理し、コンテンツを組み立てました。外からは見えにくい「国家公務員として働く魅力」をお伝えできれば嬉しいです。
