(公財)博報堂教育財団は、第53回「博報賞」として学校・団体・教育実践者の「波及効果が期待できる草の根的な活動と貢献」を顕彰する。「国語・日本語・ことばの育成に関わる教育実践」と「特別な配慮や多様なニーズのある子どものコミュニケーション活動を支援する教育実践」を軸に幅広い領域を6月30日(木)まで募集する。
■幅広い活動領域で教育実践を募集
博報賞は、児童教育現場の活性化と支援を目的に博報堂教育財団設立時よりスタート。「ことばの力を育むことで、子どもたちの成長に寄与したい」という思いを核に、「国語・日本語・ことばの育成に関わる教育実践」と「特別な配慮や多様なニーズのある子どものコミュニケーション活動を支援する教育実践」を軸に幅広い領域を対象として募集する。
<活動領域>
以下の幅広い領域で教育実践を募集する。
【国語教育】
・思考力、判断力、表現力、コミュニケーション能力など、広く「ことばの力」を
育成する活動
・言語活動の充実、コミュニケーション能力の向上につながる活動
・日本語に親しみをもち、伝統的な言語文化・地域の言語文化に関する興味関心を
育成する教育
【日本語教育】
・母語が日本語以外の子ども達に対する日本語指導の実践
・日本語教育、日本語指導につながる場の形成、教材や指導方法の開発
【特別支援教育】
・インクルーシブ教育の理念に則った教育的支援活動
・教職員、学校による連携、自治体、親の会、NPOによる活動や研究会、障害種ごとの
教育研究活動
・長年、特別支援教育に携わってきた卓越した個人の活動
【日本文化・ふるさと共創教育】
・日本や地域の文化・伝統の学習を通し、国やふるさとへの愛着と誇りをもち、日本
文化の継承・発展を担うと共に、それを表現し、伝えることのできる子供を育てる活動
・地域の文化や地域について学ぶ中でその良さを見出し、発展させようとする人材の
育成につながる活動
【国際文化・多文化共生教育】
・多様な文化の相互理解を推進し、日本語で共に学び、共に暮らし、共に日本で生きて
いくことにつなげる実践
・外国にルーツやつながりがある子どもへの教育的な支援活動
【独創性と先駆性を兼ね備えた教育活動】
・学校教育における取組
・地域社会における取組
・ 社会的な課題、現代的な課題に対応した学習や先駆的な取組
<応募要項>
【候補者】以下のすべての条件を満たす教育的な活動を行っている団体もしくは個人
・日本国内での活動で、日本在住の子供を対象とした活動であること
・主に6歳〜15歳が中心の活動であること
※特別支援教育については、主に4 歳〜18歳が活動の中心であること
・活動開始から3年以上経過していること(3年目の活動は審査対象外となる)
※ただし、コロナ禍における新たな取組に限り、3年未満の活動も審査対象となる。
・過去に「博報賞」を受賞している場合、受賞時とは異なる活動内容であること
【推薦資格について】
応募には推薦者資格を有する以下の第三者による「推薦」が必須
・各自治体の教育長、教育事務所長、教育センター長
・各種校長会 会長、各種教頭会 会長
・日本国内の大学・大学院 教授・准教授
・国際交流協会 会長
・都道府県私学協会 会長
・都道府県市区町村長
・各領域の活動に造詣の深い研究会、協議会、連盟、団体、学会などの代表・部会長、
個人など
【提出物】
①「推薦確認書」:推薦者本人の「署名、捺印」が必須。
②「応募書類」:所定の応募書類の様式で、規定枚数に収めて提出する。
2ページ目「推薦理由」までは必ず推薦者側で作成する。
3ページ目「候補者・活動の概要」以降は、候補者側での作成も可。
③「添付資料」: 最大6点まで。子供の成果物、一人ひとりの学びの過程・成長が
読み取れるものなど
・学校の場合:年間指導計画、教育課程への位置づけが分かるものも添付。
・学校以外の場合:組織概要、直近1~2年分の収支が分かる資料も1つにまとめて
提出する。
【賞の内容】
各受賞者に正賞(賞状)及び副賞(副賞金)を贈呈。
博報賞:副賞 100万円
功労賞:副賞 50万円
奨励賞:副賞 30万円
文部科学大臣賞:博報賞受賞者の中で特にすぐれた活動には文部科学大臣賞が
授与される
【応募受付期間】
2022年4月1日(金)~6月30日(木)
【応募方法】
①郵送:博報堂教育財団 「博報賞担当宛」に送付。宅配便可。
郵送先:〒100-0011東京都千代田区内幸町2丁目2-3 日比谷国際ビル14階
公益財団法人 博報堂教育財団 博報賞担当 宛
TEL:03-6206-6266
②Web:以下の応募フォームより申し込む。
「応募書類」「推薦確認書」はWeb、「添付資料」は郵送での応募も可能