フェルマータは注意力のコントロールが難しい人や曖昧な指示が理解しにくい人のタスク管理を視覚的にサポートするアプリ「コンダクター」を3月28日(月)からAppStoreでリリース。「コンダクター」は発達障害当事者の人たちと一緒にサービス開発をするイベント「ハッタツソン」で生まれたアプリとなる。
■ベータ版制作に向けてクラウドファンディングを実施
「コンダクター」は発達障害当事者の困りごとを解決するためのイベント「ハッタツソン」から生まれた「タスク管理」アプリ。「ハッタツソン2019」で最優秀賞を獲得し、その後、ベータ版を制作するために2019年12月から2020年1月にかけてクラウドファンディングを実施。260人から総額約112万円を集めてプロジェクトを達成した。
■「コンダクター」を通して発達障害当事者の困りごとに対応
フェルマータ代表の寺戸慎也氏は、就労支援の相談員をしており、発達障害のある人が就労継続するために、社会の側が発達障害の理解を深めていく必要があると感じていた。発達障害や精神障害は「目に見えない」障害であり、当事者も受け入れる社会も、困りごとに対して有効な対策を打ちづらい現状がある。アプリ「コンダクター」を通して、発達障害当事者の困りごとと、その対応策を提案していきたいとする。
<コンダクターの3つの特徴>
「コンダクター」は以下の機能により、仕事やプライベートで「作業の見通し」を立てやすくし、作業者の注意力のキープを手助けするタスク管理アプリとなる。
①タイムライン・タイムバーにより時間を見える化
当日のタスクを時系列に表示。1日のやることを可視化し、見通しを立てやすくする。また、時間が進むごとにタイムバーが徐々に塗りつぶされていくため、視覚的に残り時間を把握できる。
②サブタスクの設定により達成感アップ
タスクごとに、さらに詳細の「サブタスク」を設定できる。1つ1つ課題をクリアすることで達成感が得られる。
③プロジェクトによりタスクをカテゴライズ
プロジェクトといってタスクごとにラベルをつけることができるため、仕事以外の「家事・育児の用事」「買い物」「朝の習慣」などプライベートでも活用できる。
※アプリのダウンロードはAppStoreもしくはGooglePlayから