アディッシュは子会社のアディッシュプラスと共同し、小中高生に向けてGIGAスクール端末を使用した、文字を使ったコミュニケーション(テキストコミュニケーション)に特化した新しい実践型プログラムの提供を4月1日(木)より開始する。
■文字のみのコミュニケーションでトラブルが発生するケースも
オンライン授業に取り組んでいる学校では、端末上でのチャットによるテキストコミュニケーションが行なわれている。一方、コメント機能を使った文字のみのコミュニケーショントラブルが発生しており、これらの問題に対応している学校では、教員の負担が増加しているという声も聞かれる。
■文字だけで伝えるスキルが求められるテキストコミュニケーション
テキストコミュニケーションは、対面や電話を介したコミュニケーションとは異なり、文字を主軸にしてやり取りを行なう。対面の場合、身振り手振りや表情などで相手の情感を読み取り、コミュニケーションを進めることができる。一方、テキストコミュニケーションは、文字が基本となるため、文字だけで伝える工夫、「伝えるスキル」が求められる。
■テキストコミュニケーションを学ぶ機会が少ないためトラブル発生の原因に
チャット機能を使ったテキストコミュニケーションを「使わせていない」学校もあれば、教員生の管理のもとで「使わせている」学校もあるなど、学校や自治体によって方針が異なる。子供たちは教科としてテキストコミュニケーションを学ぶ機会が少ないため、「投稿やメッセージ交換」に関連したトラブルが発生しやすいことが推測される。
■テキストコミュニケーションに特化した新実践型プログラムを提供
そこでアディッシュはGIGAスクール構想の推進には、子供たちにインターネットリテラシーであるテキストコミュニケーションについて学んでもらうことも重要だと考え、アディッシュプラスと共同して、テキストによるコミュニケーションに特化した新実践型プログラムの提供を開始した。
■テキストコミュニケーションで起こりがちな問題を学習
このプログラムでは、言葉が足りずに意図せず誤解を招いてしまうことや、冗談のつもりが相手はそう受け取らないなど、テキストコミュニケーションで起こりがちな問題を学習することができる。自分が何を伝えたいかではなく、相手がどう考えるか・感じるかを意識したテキストコミュニケーションのスキルを醸成し、情報化社会で自律して考えられる力を養う。
<「テキストコミュニケーション」プログラム概要>
「テキストコミュニケーション」プログラムは、チャット上でのコミュニケーションにおけるリテラシー・マナーに特化した、GIGA スクール端末上でのコミュニケーションを体験できる生徒参加型のプログラム。対面コミュニケーションとの違いや文字ならではの注意点など、GIGA スクール端末でのチャット会話や、子供たちがプライベートで利用するSNS上で留意すべきコミュニケーションの方法が盛り込まれている。
【プログラム内容(例)】
・コミュニケーションとは?
・コミュニケーションの種類
・テキストコミュニケーションで相手に伝えられる範囲
・言葉が足りず誤解をうむテキストコミュニケーションの例
・誤解を与えないテキストコミュニケーションの例
・テキストコミュニケーションでトラブルが起きたら
・テキストコミュニケーションで大切なこと