教員と学生の双方向コミュニケーションを実現する「respon(レスポン)」に登校情報API機能が3月28日(月)に追加される。これにより対面・オンライン・ハイブリッドのすべての授業において、生徒一人ひとりの出席状況が把握可能な「メタ」登校情報を出力する。
■60超える大学・教育機関で導入
教育機関向けresponは専用のスマ―トフォンアプリと連動したリアルタイムアンケート・出席管理システムとして2015年にサービスを開始。60校を超える大学・教育機関で導入・運用されている。
■コロナ禍によりICカードでの登校情報の確認が困難に
大学などでは学生の登下校をICカードによる入館管理システムで管理しているところも多い。しかし、コロナ禍により学校での滞在時間が授業の出席時間と必ずしも同じにならなくなったため、ICカードによる記録だけでは「登校情報」を確認することが困難となった。
■ハイブリッドでも何時間受講していたかを把握
responに新たに追加される「登校情報API」では、学生・生徒の「その日の最初のresponの提出時間」と「その日の最後の提出時間」を含むCSVを生成する。 そのため一部の授業を教室で受講し、一部の授業をオンラインで受講していた学生・生徒も、これらの提出時間情報から、その日何時間受講していたかを把握できるため、APIは「メタ」登校情報を出力することが可能となる。
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■既存の学内システムにも容易に組み込める
このAPIは出力対象の学生・生徒を絞ることも、全員を対象とすることもできる。 生成するCSVは、一般的な入館管理システムと同様のフォーマットになっているため、既存の学内システムにも容易に組み込むことができるほか、登校情報を保護者へお知らせするサービスに組み込むことも可能。
■リアルな登下校情報と「メタ」登下校情報を組み合わせる
また、ICカードで取得したリアルな登校情報とresponの「メタ」登校情報を組み合わせることで、学生・生徒の出席状況についてきめ細かな分析ができるようになる。