文部科学省が平成14年度から実施しているスーパーサイエンスハイスクール事業の令和4年度における新規採択に関する審査が行われ、指定校として基礎枠57校、科学技術人材育成重点枠3校が内定した。
■国際的な科学技術人材の育成に向けてスーパーサイエンススクールを指定
文部科学省では、将来の国際的な科学技術人材の育成を図るため、理数系教育に重点を置いた研究開発を行う「スーパーサイエンスハイスクール」(SSH)事業を実施している。
■基礎枠の開発型・実践型に47校が内定
基礎枠の内訳は、開発型・実践型47校、先導的改革型5校、認定枠5校。96校から応募があり、審査を行った結果、57校が内定した。開発型は新規性のある教育課程等の研究開発を実施するもの(指定期間は5年)、実践型は今までに開発してきた教育課程等の実践的な研究開発を実施するもの。 過去にSSHに指定された実績があることが必要(指定期間は同上)。
■基礎枠の先導的改革型に5校、認定枠に5校が内定
基礎枠の先導的改革型は、科学技術人材育成におけるシステム上の課題を自ら設定し、当該課題に挑戦する意欲的な研究開発を実施するもの。過去4回の指定実績が必要となる(指定期間3年)、認定枠は科学技術人材育成の全国的なモデルとしてこれまでの研究開発の成果を基にした多様な実践活動を展開・普及する(指定期間5年)。
■科学技術人材育成重点枠は3校が内定
科学技術人材育成重点枠は基礎枠の取組に加え、科学技術人材の育成に係る更なる取組を行う場合、追加的な支援を行うものとなる(期間 最長5年)。9校から応募があり審査を行った結果、3校が内定した。