クラウド型教育プラットフォーム「まなびポケット」の申し込みID数が300万IDを突破した。「まなびポケット」はさらなる利活用の促進に向けて、教育委員会向け活用レポート機能やポータルブックマーク機能、出欠情報集計機能など2022年度はバージョンアップを予定している。
■クラウド上で様々なサービスを提供
NTTコミュニケーションズの「まなびポケット」は、児童生徒や教職員が一人ひとつのアカウントを持ち、様々な学習コンテンツを利用できるクラウド型教育プラットフォーム。クラウド上において、授業支援・協働学習支援ツールや個別学習支援教材など様々なサービスを提供する。
■多くの自治体・学校で採用
2017年からサービス提供を開始し、2021年4月時点で約200万IDの申込みを達成。また、2021年12月には文部科学省が推進する「MEXCBT」と接続し、学習eポータル標準モデルに準拠したプラットフォームとしても多くの自治体で利用されている。こうした背景の中、「まなびポケット」は2022年3月時点で700以上の自治体、8000校以上の学校から申し込みがあり300万IDを突破した。
<まなびポケットの機能拡充>
①教育委員会向け活用レポート機能(2022年度 第1四半期予定)
教育委員会向けに、各学校や教職員の活用状況を把握できる「活用レポート機能」を提供。これにより各学校での「学習コンテンツの利用状況」や「研修会実施後の活用状況の変化」などを把握することが可能。データを利活用することで、利用実態に即した支援を各教育委員会で検討することができる。
②ポータルブックマーク機能(2022年度 第1四半期予定)
「まなびポケット」ポータルサイトのトップページに、各学校が独自に利用するWEBサイトやWEBアプリケーションのURLリンクをブックマークできる機能を提供。これにより、まなびポケット上で利用する学習コンテンツ以外も含めた、学習の総合ポータルサイトとして利用できる。
③出欠情報集計機能(2022年度 第2四半期予定)
保護者からの出欠連絡等を、教員が日毎に一覧で確認できる機能を提供。紙の連絡帳や電話による出欠連絡からデジタル化することで、保護者はいつでもスマートフォンから出欠連絡等を行うことができる。また、教員は出欠連絡の集計結果をいつでも把握可能となり、ワークスタイル変革にも貢献する。