小中学生が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位は、男子が「YouTuberなどの動画投稿者」(以下YouTuber)、女子が「パティシエ(お菓子職人)」となることがAdecco Group Japanが小中学生1800人を対象に実施した調査から明らかになった。YouTuberは2 年連続で小中学生男子が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位、「パティシエ(お菓子職人)」は3年連続で小中学生女子が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位となっている。
■デジタル関連の仕事が小中学生男子に人気
今回の調査では、小中学生男子が選ぶ「将来就きたい仕事」のトップ 10 に「YouTuber」(1位)、「エンジニア・プログラマー」(4位)、「ゲームクリエイター」(7位)と、デジタルテクノロジーと親和性の高い3つの仕事が2年連続で同時にトップ10入りした。男子小中学生の間では、デジタル関連の仕事がすでに一般的なものになっていることが伺える。
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■中学生女子の1位に始めて「医者」が選ばれる
また、女子中学生が選ぶ「将来就きたい仕事」の1位に、今回初めて「医者」が選ばれた。その背景にはコロナ禍における医療従事者の活躍に影響を受けていることが考えられる。
■小学生男子はスポーツ選手が人気、中学生男子の1位は「会社員」に
小学生男子の「将来就きたい仕事」は、1位「サッカー選手」(9.3%)、3位「野球選手」(6.5%)とスポーツ選手が選ばれている。小学生女子は「医者」(6.0%)は4位だが、2位に「看護師」(7.2%)が選ばれている。中学生男子は「YouTuber」(3.7%)は5位まで下がっており、1位は「会社員」(8.7%)となっている。
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■好きな教科は「算数・数学」「体育・保健体育」「図画工作・美術」の順
日本全国の小中学生1800人に対し、「あなたがもっとも好きな教科を教えてください」と質問したところ、1位は「算数・数学」(20.6%)となった。次いで2位は「体育・保健体育」(15.2%)、3位は「図画工作・美術」(13.2%)と続く。
■「算数・数学」は嫌いな教科でも1位に
一方、「算数・数学」は「好きな教科」だけでなく「嫌いな教科」でも1位(24.1%)に選ばれた。嫌いな教科の2位「国語」(15.1%)、3位「体育・保健体育」(7.3%)となっている。
<調査概要>
調査対象:日本全国の小中学生の男女1,800 人(各学年男女100人ずつ)
調査方法:インターネット調査
実施時期:2021年12月14日~20日