日本教育情報化振興会(JAPET&CEC)は「情報活用能力ベーシック」の解説や活用方法、そして情報活用能力を育む授業事例を4教科別・低中高学年別にまとめ「情報活用能力を育む授業づくりガイドブック」として公開した。
■「情報活用能力ベーシック」の解説や活用方法を紹介
「情報活用能力を育む授業づくりガイドブック」には、2020年度に開発した授業の構想や実践における学習プロセスに情報活用能力を位置づけた指導指標である「情報活用能力ベーシック」の解説や活用方法、そして情報活用能力を育む授業事例がまとめられている。
■国語、社会、算数、理科は5つの学習プロセスの展開例を示す
小学校の各教科版「情報活用能力ベーシック」については、国語、社会、算数、理科の4教科を、低・中・高学年別に情報活用能力を位置付けた5つの学習プロセスの展開例が示されている。
■中学校はベータ版として紹介
中学校についても情報活用能力ベーシックの開発を計画しているが、現時点では社会と理科のみであることから、ベータ版として掲載されている。
■授業の実践事例では単元づくりのねらいや発想のアイデアなどを紹介
情報活用能力ベーシックを活用した授業の実践事例については、「1.情報活用能力育成をめざす単元づくり」の項目では、単元づくりのねらいや発想のアイデアを、「2.教科における情報活用能力ベーシックと本時のベーシック要素」では、各教科の指導内容を情報活用能力に読み替え、ここで扱う重要な要素について記述している。
■指導上の留意点で端末の使いどころなどを明記
また、「4.本時展開」の「主な学習活動」では「個や協働」の学びの形態を、「指導上の留意点」では「指示・確認内容」「端末の使い所」を明記した。
<ページ構成>
①小学校版四教科(国語/社会/算数/理科)における低中高学年別情報活用能力
ベーシック
②中学校版社会/理科情報活用能力ベーシック(ベータ版)
③情報活用能力を育む授業事例(11事例)
※「情報活用能力を育む授業づくりガイドブック」は以下のWebの「ダウンロードはこちら」から低解像度か高解像度かを選んでダウンロードすることができる。