「個別最適な学び」が注目を浴びているが、40年以上に渡ってこのことを探究し、実践してきた日本個性化教育学会の春季研究会が、3月27日(日)にオンラインで開催される。学会の企画だが研究会には誰でも自由に参加できる。
■「令和の日本型学校教育」にふさわしい具体的な方法を探る
今回の研究会では「多様性と包摂性を高める学校教育の創造」をテーマに、特定分野に才能を持つ子供の才能教育・2E教育と、特別な支援を要する子供の教育を「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」という発想の下で統合的に捉え、「令和の日本型学校教育」にふさわしい実践創造の具体的な方途を探る。
■天童中部小学校の取組事例を紹介
研究会では学会が追究してきた、すべての子供の学ぶ権利・育つ権利を全面的に保障する学校教育を、子供が自立的に学ぶ授業を展開する天童中部小学校の取組を事例に「個別最適な学びと協働的な学びの一体的な充実」という文脈で徹底討論する。
<日本個性化教育学会 春季研究会 概要>
テーマ:「多様性と包摂性を高める学校教育の創造~才能教育・特別支援教育と個別
最適な学び・協働的な学び~」
開催期日:2022年3月27日(日) 9:40~15:10
開催形態:オンライン(Zoomを使用)
定員:1000人
参加費:1,000円+システム使用料220円
参加申込:以下のWebから申し込む
<スケジュール>
9:40~9:50 開会行事
9:50~10:50 講演1「『令和の日本型学校教育』が目指すもの」
奈須正裕氏(上智大学)
11:00~12:00 講演2「才能教育・2E教育と個別最適な学び・協働的な学び」
松村暢隆氏(関西大学名誉教授)
12:00~13:00 昼食・休憩
13:00~14:00 実践報告「特別支援教育と個別最適な学び・協働的な学び」
奥山千鶴子氏・稲田美佐子氏(山形県天童市立天童中部小学校)
14:10~15:10 全体討論
司会:佐野亮子氏(東京学芸大学)
登壇者:松村暢隆氏・奥山千鶴子氏・奈須正裕氏