英語を学ぶモチベーションを高く持ち続けられる理由は「英語を使ってやりたいことや夢があるから」「英語を学習する必要性が高い状況にあるから」が上位にあることが、TOEIC® Testsの受検者に対して国際ビジネスコミュニケーション協会が実施した調査から明らかになった。このアンケート調査から読み取れることを英語塾LEARN&TRAINの高井好美代表が分析した。
■明確な目的や意識があるとモチベーションを維持できる
モチベーションが高く英語学習できる理由は「英語を使ってやりたいことや夢があるから」「英語を学習する必要性が高い状況にあるから」がトップ2となっている。明確な目的意識や英語を学ぶ強い動機がモチベーションの厳選になっていると高井氏は分析する。
■「好き」「楽しい」だけではモチベーションの維持は難しい
モチベーションが高く英語ができる理由として「英語が好きだから」「英語学習が楽しいから」と答えた人も多かったが、高井氏は人は「好き」で「楽しい」ことには、夢中になって取り組めるが、「好き」「楽しい」という気持ちだけでは、長期にわたってモチベーションを維持することは難しいと分析する。
■英語学習に楽しさを求めるあまりモチベーションの低下に
英語学習のモチベーションが低い理由のトップは「英語学習に楽しさを見つけられないから」だった。高井氏はモチベーションの低い人の多くが、英語学習に「楽しさ」を求めようとしているかもしれないと語る。
■モチベーションを上げるには目的や動機をはっきりさせることが重要
英語を学習していて、誰もが楽しさを感じられるわけではないし、普段は楽しいと感じている人でも、楽しくないときが必ず訪れる。高石氏によると、モチベーションを上げるためには、「楽しさ」を求めるより、「なぜ自分は英語を学習するのか。学習することでどうなりたいのか」という目的や動機を、自分の中ではっきりとさせることが重要という。
■英語学習に必要なのは短時間でも毎日続ける「継続」
高井氏は英語学習において必要なのは「環境設定」と「学習の可視化」そして「継続」だと言う。まずは「環境設定」として英語学習をする「時間」と「場所」を決める。重要なのは「英語学習時間」ではなく「継続」であり、短時間でも毎日続けられる環境を設定することが大事だとする。
■学習の可視化は自分を支える心のビタミン
そして、学習時間の記録やTOEIC® Tests受験など自身の「学習を可視化・記録する」ことも大事。日々の学習で成長を実感できなくても、1か月、半年前、1年前の記録を見直せば、着実に成長している自分を確認することができる。高井氏は「学習の可視化は、頑張る自分を支える心のビタミン」と語る。
<アンケート調査 概要>
調査対象:2021年1月回~10月回でTOEIC L&RまたはTOEIC S&Wを受験した人
調査方法:メール配信
調査時期:2021年11月9日~11月16日
回答人数:5,556人