デジタル教材プラットフォーム「リブリー」は、キャリア教育に関する新コンテンツとして、生徒がデジタル教材やデジタル教科書で学んでいる「単元」に関連する「職業」を、1冊のデジタル書籍の中で紹介するコンテンツを2022年春から順次提供開始する。
■単元の記事から興味を持った瞬間にインタビュー記事へとぶ
新コンテンツは将来的にはデジタル教科書やデジタル問題集をめくっていると、その単元の知識を使って仕事をしている人のインタビュー記事に飛べるようにする。生徒が興味をもった瞬間、記事へ飛ぶことで生徒の学習意欲を高めるコンテンツをリブリーのプラットフォーム上で提供する。
■単元を仕事で使っている人にインタビュー
インタビュー記事は教科書や問題集の単元を実際に仕事で使っている社会人へ取材を行い、記事にしている。記事の中では、いま生徒たちが学んでいる内容が社会でどのように役立つのかをわかりやすく紹介している。
■日本オペレーションズ・リサーチ学会が制作に協力
コンテンツの制作は日本オペレーションズ・リサーチ学会の協力のもと進めている。OR学会は数学的アプローチで経済学・経営学・理学・工学・農学・医学・芸術など文系理系を問わずあらゆる現実問題を解決しようとする学問。オペレーションズ・リサーチを扱う学術ソサイエティで、ありとあらゆる分野の専門家から構成されている。
■「リブリー」初の独自のコンテンツを制作
デジタル教材プラットフォーム「リブリー」は、今回初めて独自のコンテンツを制作。2022年春には、20を超える職業のインタビュー記事の提供を予定。学んでいる内容と身近な職業や社会活動を結びつけたコンテンツになっている。
<日本オペレーションズ・リサーチ学会 広報理事 森口聡子氏(東京都立大学)>
日本オペレーションズ・リサーチ学会は、数学で問題解決に取り組む学会として、「数学は世の中の役に立つのかな?」という高校生の疑問にはっきりと答えたい、その思いを叶える機会をコンテンツ制作への協力で与えて頂き、嬉しく思います。「楽しい数学」を知ってくれる方が増えることを願っております。
<職業インタビュー記事に協力した人の声>
【職業:気象情報サービスの設計・開発】
学校で習ったことは「社会に出ると使わない」と言われることも多いですが、実は身近なところでたくさん使われていることを伝えられたらと思い協力いたしました。この内容が少しでも、学校教育と実生活の架け橋になれば幸いです。
【職業:臨床検査技師】
学生の時に学んでいることが「将来役に立つのかな?」と思うことは、とても大切だと思ってインタビューを受けました。些細なことでも、もっと疑問に思って考える。何か将来へのきっかけになればと思います。