上智大学は2022年度より新入生に向けて入学前準備科目「学びを学ぶ」を開始。初年度は2022年度4月の入学者約2800人を対象にオンデマンド配信(全11回)を3月7日(月)から実施する。
■「全学共通科目」「語学科目」「学部学科の専門科目」が高学年まで連携
上智大学は、2022年度から全学の1年生から4年生が履修する共通科目を刷新。新たな教育体系がスタートする。新カリキュラムでは「全学共通科目」と「語学科目」、「学部学科の専門科目」の3つが高学年まで連携し、導入レベルから応用まで全ての学生が4年間を通じて学べるように設計されている。
■「学びを学ぶ」で上智大学の学びの背景などを理解
入学前準備科目「学びを学ぶ」は、新しいカリキュラムの入学前準備科目として設置。新入生一人ひとりが、入学前に上智大学の学びの背景にあるルーツや教育精神に触れた上で、大学での学びの仕組みを理解する。
■入学前に4年間の学びを自らデザインする
「学びを学ぶ」は入学後の4年間の学びを自らデザインするためのポイントに焦点を当てている点が大きな特徴。受講生は単元毎のクイズや小レポートの提出を通じ、上智生としての意識を高めると同時に、上智大学での学びについて理解を深める。
■教育精神「他者のために、他者とともに」の込めた思いを解説
「学びを学ぶ」では上智大学の設立母体であるカトリック修道会イエズス会の司祭が、上智大学の根底にあるキリスト教ヒューマニズムや教育精神「他者のために、他者とともに」に込められた思いについて解説。これらに基づく同学の学びの特色を理解し、自律した学修者としての意識を高める。
■先輩学生が体験談を語る
「学びを学ぶ」では、大学での学び方やカリキュラムの特徴をわかりやすく解説。留学やインターンシップ科目など、上智大学のプログラムをフル活用した先輩学生の体験談を豊富に交えながら紹介。入学後の学びをより具体的にイメージできるよう工夫している。
■1年生の最初から目的意識を持って履修
卒業生の協力の元、卒業後のキャリア形成という観点から将来の目標について考えるコンテンツも「学びを学ぶ」では用意。将来の目標に向けての学修計画や履修方法など、自ら学びをデザインすることについて理解を深める。1年生の最初の学期から、目的意識を持って各自の興味関心に合わせた履修を行っていくことを促す。