石川県羽咋市は専用端末を携帯する子供が、域内に設置された「見守り基地局」付近を通過することで位置情報が記録され、記録された位置を保護者がスマートフォンで確認できる「見守りサービス」を実施。2022年4月から市立6小学校の児童に専用端末が配布される。
■子供の見守りに向け協定を締結
石川県羽咋市は子供の安全かつ安心な暮らしの実現を目指すため、otta、アイ・オー・データ機器、岩谷産業、金沢大学 融合研究域 融合科学系 交通防災まちづくり研究室と「見守りサービスの導入に関する協定」を締結した。
■行動履歴を解析して交通事故防止に役立てる
6小学校の児童の行動履歴は、個人情報を伏せた形で情報収集をして、解析を行い、交通事故防止に役立てる。将来的には小学生だけでなく、高齢者などにもサービス対象者を拡張させ、羽咋市が進めるスマートシティ化に寄与する。
■羽咋市全域をカバーする見守りネットワークを構築
今回の協定ではottaがサービス運営主体となり、アイ・オー・データ、金沢大学・藤生研究室、岩谷産業が地域スポンサー企業として参画。自治体予算を必要とせず、羽咋市全域をカバーする見守りネットワークを構築し、スマート見守りシティの実現に向けた取組を進める。
■各社と連携して効率的な見守り環境整備を実現
見守り環境の整備においては、アイ・オー・データが開発したeSIM搭載見守りルーターを利用。また、岩谷産業が店舗や個人宅に展開するイワタニゲートウェイと連携することで効率的な見守り環境整備を実現する。