宮崎県内の7つの高等学校は、生徒が授業で取り組んできた地域課題をテーマとした探究成果を、テレビ宮崎のネットワークを活用して参加した県内の企業に発表する実証実験を3月5日(土)に開催する。
■企業と全国のスタートアップをマッチング
宮崎県は宮崎に根差した企業と全国のスタートアップをマッチングさせ、ビジネス創出を目指すプログラム「MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION BUSINESS BUILD」をelicon companyに委託。テレビ宮崎とStudy Valleyによる実証実験が3月5日(土)に開催される、
■若者の人口減少や人口流出を止めるために
若年層の人口減少や人口流出が慢性的な問題になっているが、若者に地域や地方企業の魅力が伝わっていないことが一因として挙げられる。その課題解決には地域の魅力を早い段階で知ってもらう必要がある。そこで「地域に根差した探究学習を用いた新しい地域価値創造」と題して、今回の実証実験が行われる。
■企業とのコラボで学びを深める
高校生は探究してきた成果を発表する機会が得られ、企業とコラボすることで大人からのフィードバックで学びを深められる。また、教員は高校と企業が接続することによる広がりを体験し、探究学習を推進する上での課題解決のヒントを得ることができる。
■高等学校と地域企業の探究学習プロジェクトとして推進
今回の第1弾を皮切りに、宮崎県内の高等学校と地域企業の協働による探究学習プロジェクトとして推進する。今後は、Study ValleyのEdTechプラットフォーム「Time Tact」を活用。メディア・学校・地元企業が連携した探究学習のプラットフォームとして、他地域にも導入を進めていき、事業の拡大を目指す。
<実施概要>
名称:探究成果発表会
開催日時:2022年3月5日(土) 13:00~
方法:オンライン(ZOOM)
主催:テレビ宮崎、Study Valley
※宮崎県商工観光労働部企業振興課支援事業
参加学校(五十音順):
宮崎県立飯野高等学校
宮崎県立五ヶ瀬中等教育学校
宮崎県立小林高等学校
宮崎県立高鍋高等学校
宮崎県立妻高等学校
宮崎県立宮崎大宮高等学校
宮崎県立宮崎北高等学校
参加企業(五十音順):
浅野水産、eat Link、クラフ、システム開発、テレビ宮崎、宮崎キャビア、
宮崎電子機器、大和開発、RICE FIELD
<MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION BUSINESS BUILDについて>
宮崎県では、デジタル技術の進展や人口減少、新型コロナウイルス感染症など、社会生活や経済活動を取り巻く環境の変化に対応していくため、宮崎県内企業がICT企業と連携し、AIやIoT等のデジタル技術を活用した新たなビジネスモデルの創出を図ることを目的として「デジタル・イノベーションフィールド構築事業」を実施している。
同事業の一環として、全国のパートナー企業と宮崎に根差した企業によるビジネス創出を目指すプログラム『MIYAZAKI DIGITAL INNOVATION BUSINESS BUILD』を開催。それぞれの産業領域で宮崎県内のホスト企業4社が抱える課題を募集テーマに、共創による課題解決・新ビジネス創出を実現するスタートアップを全国から事前に公募し、38社が応募した。選考を通過した8社とホスト企業が集い、ディスカッションを行いながら事業アイデアをブラッシュアップ。作り上げた事業アイデアに対して審査を実施した結果、パートナー企業を採択した。