愛知大学中部地方産業研究所はオープンデータ活用と「地図の民主化」シンポジウムを3月5日(土)にオンラインで開催する。当日は青山学院大学地球社会共生学部の古橋大地教授による基調講演をはじめ、日本地図センターの宇根寛主任研究員とマップクエストの佐藤亮介代表取締役社長による報告、ディスカッションなどが行われる。
■中部地方の産業・文化の発展に寄与
愛知大学中部地方産業研究所は1953年に創設。中部地方の産業・経済および社会に関する諸問題について、経済学・経営学・法律学・社会学等の社会科学の視点のみならず、心理学・地理学・生物学等の人文・自然科学の視点からも地道な学術的研究を行い、中部地方の産業・文化の発展に大きく寄与している。
■パブリック情報へのアクセスを向上
2019年度からはプロジェクト研究として「地域におけるオープンデータ活用の可能性と課題―三河地域を事例として」を展開。オープンデータを整備し、パブリック情報へのアクセスを向上させると、市民の地域活動への参加、政治参加、知や文化の生産への参加が高まることを検討している。
■地図・地理情報を題材にシンポジウムを展開
今回、その一環として、オープンデータ活用と「地図の民主化」シンポジウムを開催。今年度のシンポジウムでは、地図・地理情報を題材に、オープンデータの活用と社会との関係についてその可能性と課題を考える。
<オープンデータ活用と「地図の民主化」シンポジウム>
開催日時:2022年3月5日(土) 13:00~16:00
形式:Zoomによるオンライン開催
定員:100人
参加費:無料
参加申込:以下のWebから申し込む
<プログラム>
◆基調講演
オープンデータ活用と「地図の民主化」
古橋大地氏(青山学院大学教授)
◆報告
・オープンデータの先駆者としての官製地図の系譜~陸測5万から地理院地図へ~
宇根寛氏(日本地図センター主任研究員)
・国産GISベンダーから見たオープンデータや地図活用の課題~どすごいマップの
開発と公開を通して学んだ事~
佐藤亮介氏(マップクエスト代表取締役社長)
◆ディスカッション