大田区立中学校(東京都)28校では大日本印刷(DNP)の「DNP学びのプラットフォーム リアテンダント®」の導入が決定。NTTコミュニケーションズの学習eポータル「まなびポケット」と連携して運用を開始する。
■生徒の学力向上や教員の働き方改革で採点支援システムの検証を実施
大田区教育委員会は、生徒の学力向上や学校における働き方改革を推進する一環として採点支援システムの検証を実施。2020年12月には大田区内のモデル校で、学習履歴(スタディ・ログ)データの活用実績もある「リアテンダント」の実証を行った。
■採点業務の時間削減につながった
実証の結果、従来の採点業務に比べて作業時間を削減できたことに加え、スタディ・ログを指導に活用できる点についても教員から高い評価を得たことで、今回の本格的な導入に至った。
■リアテンダントの提供を通じて個別に最適化された学びを支援
DNPは「リアテンダント」の提供を通じて、採点業務の効率化による教員の働き方改革や、学習履歴データの可視化による「個別に最適化された学び」を支援。また、文部科学省の「次世代学校支援モデル構築事業」や、総務省の「スマートスクール・プラットフォーム実証事業」などの先進的な実証事業にも参画してきた。
■「まなびポケット」と「リアテンダント」のシングルサインオンを可能に
学習eポータル「まなびポケット」は、スケジュールや教材の一括管理、学習状況の見える化の管理など、教育に必要な各種システムをつなぐプラットフォーム。今回DNPは「まなびポケット」と「リアテンダント」のシングルサインオンを可能としたことで、大田区教育委員会が目指す「子どもたちの新しい学びの構築と学びの保障」を支援する。