スペクトラムテクノロジーは2022年度から高等学校で共通必履修科目となる「情報Ⅰ」の教員向け実践プログラムを提供。第6世代として、新OS(bullseye)を使い、各AI言語を最新化し、AIの基本をall in oneで習得できるAIプログラム学習キット6を販売する。
■AI人材の育成に向け学習キットを提供
内閣府が発表したAI戦略2019のAI人材育成目標によると、2025年までに年間25万人がAI応用力を習得することが目指される。今回、そうしたAI人材の育成を支援するために求められる学習キットを提供する。
■高校教員向けに情報Ⅰ学習編を追加
学習キット6は、PythonからAI言語で主流のTensorflow(google開発)、Pytorch(Facebook開発)を網羅し、学習からデモまで幅広く体験、実践できる。特に高校教員向けに情報Ⅰ学習編を新たに追加。高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材に完全準拠し、第3章コンピュータとプログラミングの基礎、応用、シミュレーションのプログラムを習得、実行できる。
■Tensorflow liteを学習できる専用学習キットオプションを販売
また、Google coral(USBアクセラレータ)を使って、Tensorflow liteを学習できる専用学習キットオプションを販売。本格利用時にはプラットフォームをWindows、ubuntuなどにGPUを搭載することで、本プログラムを利用できる。また、オプションでインストール作業も実施する。
<AIプログラム学習キット6(Pi販)特徴>
①基礎から学ぶ
Tensorflowを動作させるためのPythonのプログラム言語を学習する。サンプル・プログラムを提供し、追体験するとともに、練習問題100問によりプログラミングを習得する。習得期間は標準で30時間。今回、Python3.9が提供される。
②応用例から学ぶ
最新版のTensorflow v2.6のガイドや教材により、AI言語の基礎、kerasから画像、テキスト、音声認識などの事例まで全てを習得・体験。Pytorchでは基礎、画像、音声、言語認識まで習得・体験。また、Tensorflow.jsではパックマン・絵文字ゲーム、音楽、スケッチなどブラウザベースで初心者でも体験可能。
③安心で手軽なプラットフォーム、GPUでも利用可
高額のプラットフォーム、クラウドは必要ない。本キットとPC、タブレットとのVNC接続の簡単な設定で使用できる。いつでも、どこでも学習できる。利用者が所有のPCなどにGPUを追加して、本格的なAI学習でも利用可(オプション)。
④初心者でも安心サポート
安心なマニュアルと14日間の無料サポートを行う。
<提供プログラム>
①Python学習編
演算子、リスト、タプル、辞書、クラス、モジュールなどの基本。画面作成、クラブ表示などの応用、練習問題
②Tensorflow V2学習編
AI言語の基礎(配列、RNN)、keras(回帰、過学習)から画像、テキスト、音声認識(転移学習、cnn)、生成などの事例までを習得・体験
③Pytorch学習編
基礎(配列、cifar10、numpy)、画像(mnist、GAN)、音声、言語認識まで習得・体験
④Tensorflow、js学習編
Npm,yarn管理ツール、画像分類、物体検出モデル、パックマン、絵文字ハントゲーム、スケッチモデル、画像合成、音楽(ピアノ編曲、ドラム、ビートブレンダ)などのブラウザベースの体験事例多数、小学生のAI体験に最適
⑤高校「情報Ⅰ」学習編(新規追加)
高等学校情報科「情報Ⅰ」教員研修用教材に完全準拠し、第3章コンピュータとプログラミングの基礎、応用、シミュレーションのプログラムを習得、実行できる
【対象】
・ディープラーニングを修得したい学生、社会人
・ディープラーニングをビジネスに活用しようと検討している人
・Pythonのプログラミングを修得したい人
・DXを推進し、AI技術の導入を考えている人
・高校の情報Ⅰを担当する教員