学級経営を「学級担任の心構え」「学級経営の原則」「学級経営の技法」の3つの視点からとらえ、それぞれの「心得」を端的にまとめた「学級経営の心得」が学事出版から2月16日(水)に刊行された。
■多くの失敗を経験する中で、子供が満足できる学級を実現
著者の宮澤悠維教諭は、京都市と長野市で10年間、小学校の担任を務めた。学級経営ではうまくいかないことが多く、たくさんの失敗を経験する中で、優秀な同僚や教育書から学級経営を学び、「学級に満足している」と答える子供が毎年9割を超える(「学級評価アンケート」より)など、成果を上げられるようになった。
■学級経営力向上を目指す教員の「バイブル」に
その中で培ってきたことを1人でも多くの教員に届けようと「学級経営の心得」を刊行。この本は「一人、夜の職員室で学級経営について相談したいことがあるにも関わらず、なかなか相談することができず、それでも歯を食いしばって仕事している」先生に向けて書かれた本となる。さらなる学級経営力向上を目指す教員の「バイブル」として、長く手元に置いて、活用できる書籍が誕生した。
■学級の経営方法を150のポイントで紹介
本書は元小学校教員である著者が、自身の学級経営の経験をもとに「子供たちが学習する場所」である学級の経営方法について、「心構え」「原則」「技法」からなる150のポイントでまとめている。学校の教員だけでなく、保育園や幼稚園の先生など「集団をつくる」「人を育てる」ことに関わる全ての人に読んでほしい一冊となる。
<本書の構成>
本書は第1章~第3章と付録で構成される。
第1章「学級担任の心構え」
学級経営をおこなう前に持っておきたい担任としての心構えを20個紹介する。
第2章「学級経営の原則」
荒れた学級の子供、沈黙の支配する学級の子供、素直な学級の子供など、どの学級の子供も伸びる「学級経営の普遍的な心得」を32個紹介する。
第3章「学級経営の技法」
「健康・安全」「安心感」「ルールづくり」「集団を動かす」「仲間化」「教室環境づくり」「連携」「個をのばす」の8つの領域に分け、具体的な学級経営の技法を96個紹介。
付録「授業でおこなう学級経営」
授業中における「学級経営の技法」の活用法を8個紹介する。
<特典: 購入者様限定動画の案内>
本書を購入した人だけにスペシャルな動画をプレゼント。執筆にあたり泣く泣くカットした「学級経営の心得」を10個紹介。詳細は本書を確認。
【著者プロフィール】
宮澤 悠維(みやざわ・ゆうい)
宮澤悠維教育研究所代表。京都市と長野県で10年間小学校教師として勤務した後、2020年3月退職。同年4月起業。現在は「学級経営コンサルタント」として全国の教師に「学級満足度毎年9割ごえ」の学級経営のノウハウを提供。フォロワー数が約14,000人(2022年2月現在)のYouTubeチャンネルは多くの現役教師たちから支持を集めている。東京コーチング協会会員。
<書籍案内・購入>
「学級経営の心得」
四六判・ 192ページ
定価1980円
ISBN978-4-7619-2831-5
Amazon「学級経営の心得」