「さとふるクラウドファンディング」を活用して、東京都武蔵村山市立第三小学校の6年生は武蔵村山市のPR動画を制作。完成したPR動画「むらやまwonderful」はYouTubeで2月15日(火)に公開された。
■市の知名度を上げるために市立第三小の児童が活動を展開
東京都武蔵村山市は、東京都の市の中で唯一駅がなく、市の知名度の低さが課題となっている。市立第三小学校の6年生は2年前にこの事実を知り、「市の魅力を発信し、知名度を上げたい」という思いから、絵本の制作や配布、オリジナルラップを作って動画をアップロードするなどの活動を行ってきた。
■完成度の高い動画を作るため寄付を募集
今回、小学校卒業前の集大成として市のPR動画を制作。完成度の高い市のプロモーション動画を作り、武蔵村山市の知名度を上げたいという児童の願いを叶えるため、武蔵村山市は「さとふるクラウドファンディング」を通じて寄付を募集した。
■「武蔵村山知名度アップ大作戦メモリーズ」で集まった寄付金を活用
武蔵村山市とふるさと納税ポータルサイト「さとふる」は、ふるさと寄付金の使途に応じて事業を立ち上げ寄付を募る「さとふるクラウドファンディング」で「武蔵村山知名度アップ大作戦メモリーズ」を実施。合計74人から1,668,000円の支援が集まり、目標寄付金額165万円を達成した。今回、この集まった寄付金を活用して、市のPR動画が市立第三小学校の児童により制作された。
■寄付金はアーティストの出演料などに使用
「さとふるクラウドファンディング」で集まった寄付は、プロモーション動画の完成度を高めるため、プロのアーティストへの依頼料や出演料など、動画の制作費用に使用された。なお、地方公共団体やNPO法人へのクラウドファンディングによる寄付は寄付金控除の対象となる。
<武蔵村山市立第三小学校 前川潤校長 コメント>
公開された動画は武蔵村山市の知名度の低さを知った児童たちが、武蔵村山市の魅力をPRするため2年前から取り組んだ活動の集大成です。プロの動画クリエイターであるチェンコ塚越さんや、ラッパーのGAKU-MCさんに協力いただき、昨年よりもさらに魅力ある動画に仕上がっています。新型コロナウイルスが蔓延し児童を取り巻く環境は大きく変化してしまいましたが、この動画制作が児童の小学校の思い出として大きく心に刻まれるものになりました。多くの人に視聴してもらえれば幸いです。
<武蔵村山市 ふるさと納税担当 鴨下陽一氏 コメント>
市立第三小学校では、継続的に教育活動の中で、武蔵村山市の知名度向上を目的とした取り組みを実践してきました。今回のプロジェクトは子供たちがこれまで取り組んできたもの、その思いの集大成です。一人でも多くの人に動画を視聴いただき、武蔵村山市を知り、訪れていただけると嬉しいです。
<さとふる コメント>
「さとふるクラウドファンディング」はふるさと納税を活用したクラウドファンディングで、自治体が事業起案者になるため、地域が抱える課題や新しい取り組みに対して寄付者は直接支援することができます。今回の武蔵村山市での取組は、市の知名度向上に取り組む市立第三小学校の児童の皆さんを支援する武蔵村山市の想いからスタートしました。卒業を控えた児童の皆さんの集大成である動画を通じて武蔵村山市の魅力を知っていただければ幸いです。
<プロジェクト概要>
事業名:武蔵村山知名度アップ大作戦メモリーズ
目標寄付額:1,650,000円
合計寄付額:1,668,000円
達成率:101%
受付期間:2021年10月15日(金)~12月29日(水)
URL:https://www.satofull.jp/projects/business_detail.php?crowdfunding_id=139