奈良新しい学び旅推進協議会は、奈良SDGs学び旅シンポジウム「奈良墨の歴史と多彩な書の文化を未来へつなぐ」を奈良公園バスターミナル レクチャーホールならびにオンラインによるハイブリッド形式で2月17日(木)に開催する。
■奈良の地場産業である「奈良墨」をテーマとしたシンポジウム
奈良の地場産業である「奈良墨」を、SDGsの視点で体験し学ぶ旅を提供することで、奈良の墨作りの歴史と書の文化が持つ価値を発見してもらうことが目指される。シンポジウムでは、存続の危機にある奈良墨を持続させ、奈良のブランドとしての認知を広げるための初回のイベントとなる。
■衰退しつつある墨作りの文化
奈良は日本の墨作り発祥の地であり、現在も墨の全国シェア9割以上を占める。墨があったからこそ、現代の私達は木簡や古事記、万葉集などから歴史を知ることができる。一方、墨を使った手書き文化の衰退に伴い、2013年には10軒、70万丁まで減退するなど課題を抱えている。
■職人やアーティストが奈良墨の未来を語り合う
千年を超える歴史を持つ奈良の地場産業「奈良墨」。シンポジウムでは世界一質の高い墨作りの伝統を守り続けてきた職人や匠たち、そして墨の持つチカラに魅せられ多彩な活動を続ける書家やアーティストたちが一堂に会し、奈良墨の新たな未来を語り合う。
■関西万博で奈良の墨を世界へアピール
伝統的地場産業である奈良の製墨業の未来を描き出すことをきっかけに、2025年開催の大阪・関西万博で奈良の墨を世界へアピールする機会とすることも視野に入れている。
<開催概要>
開催日時:2022年2月17日(木) 13:00~15:00
会場:奈良公園バスターミナル レクチャーホール/オンライン視聴あり
参加費:無料
定員:会場100人、オンライン100人
参加申込:下記のQRコードからアクセス
または電話0742-20-7807(受付時間 平日10:00~17:00まで)から申し込む
<プログラム>
第1部(5分)オープニング・コンセプトムービー上映
「奈良墨の歴史と多彩な書の文化」
第2部(45分)基調対談「奈良墨の価値を未来へつなぐ」
対談者:松壽堂代表 森克容氏、奈良教育大学教授 谷川雅夫氏
第3部(60分)アーティストトーク「墨の魅力を多彩に!世界へ」
対談者:書家 桃蹊氏、Sumi Ink Artist クリスティン・フリント・サト氏、妖怪書家/書家 逢香氏
第4部 (10分)奈良SDGs学び旅2022 新商品プレゼンテーション
「奈良墨の歴史と多彩な書の文化を学ぶ旅」4コースの紹介