(一社)日本部活指導研究協会は「怒らない部活指導を考える」をテーマとしたシンポジウムを3月5日(土)に会場とオンラインのハイブリッド形式で開催。元バレーボール日本代表の益子直美氏、部活動研究の第一人者である学習院大学の長沼豊教授、朝日新聞社の中小路徹氏の3名による対談形式で行われる。
■教員や保護者の熱意で支えられている運動部活動
現在、7割以上の中学生と約5割の高校生が運動部活動に加入し、ほぼ全ての学校が運動部活動を設置している。教育現場での運動部活動の存在感や教育的意義が広く認知されている一方、教員や保護者の熱意や厚意によって支えられているのが部活動の実情となる。
■専門的な知識の習得に向けて部活動指導員検定試験を実施
特に現場の教員は、専門的な知識や経験がないままに指導を任され、不安を抱えながら何とか対応しているのが現状。そこで部活指導に関わる人が専門的な知識を習得する場を作り、さらにはその人材を有効に活用できる仕組みを作りたいと考え、部活動指導員検定試験の実施に至った。
■学校教育にも理解ある指導員の育成に向けて
今後、多くの人に有資格者として登録してもらい、競技の専門知識だけでなく学校教育についても理解した信頼できる指導員を紹介できる仕組みにしていきたいと考えており、今回のシンポジウムを開催する。
<怒らない部活指導を考える 概要>
開催日時:2022年3月5日(土) 13:30〜17:00
開催形態:会場とオンラインのハイブリッド形式
場所:全水道会館(JR水道橋駅から徒歩3分)
定員:150人
会費:3000円
参加方法:会場での参加希望は以下のWeb、オンラインでの参加希望は以下のWeb
主催:(一社)日本部活指導研究協会
<講師紹介>
益子直美氏(元バレーボール全日本代表選手、日本バレーボール協会理事)
2021年に一般社団法人「監督が怒ってはいけない大会」という名前の会社を設立。
「監督が怒ってはいけない益子直美カップ」主催、スポーツキャスター・タレント・
講演会活動など多方面で活躍
長沼豊氏(学習院大学文学部教授)
2017年、日本部活動学会を設立し初代会長に就任。文化庁「文化部活動の在り方に
関する総合的なガイドライン作成検討会議」で委員・座長を務める。
著書「部活動の不思議を語り合おう」(ひつじ書房)
シンポジウムコーディネーター:中小路徹氏(朝日新聞スポーツ部記者)