中京大学附属中京高等学校の国際コース2年生は「お金を学ぶ特別授業」を1月27日(木)に実施した。授業では教材としてエイチームフィナジーが運営する資産運用ゲームアプリ「ナビナビ資産運用デザインゲーム」が活用された。
■ライフプランニングの観点から金融教育を実施
2022年度から始まる高等学校の新学習指導要領では、家庭科の授業でライフプランニングの観点から資産形成の視点に触れるよう規定されている。株式や債券、投資信託など資産運用が可能な金融商品の特徴を教えることになっている。
■ゲーム形式の教材で資産運用を楽しみながら理解
中京大学附属中京高等学校では、来年度の学習指導要綱の改訂に向けた準備として、同校の国際コースの2年生を対象に特別授業という形で「お金の授業」を実施。2022年4月から成年年齢が18歳に引き下げられ、「マネー教育」の重要性が高まる中、ゲーム形式の教材を使った授業を通して「資産運用」を楽しみながら正しく理解してもらいたいと考えている。
■ライフプランに沿ってファイナンシャル・プランニングを考える
今回、教材として活用した「ナビナビ資産運用デザインゲーム」は様々な職業の疑似体験を通しながら、ライフプランに沿ってファイナンシャル・プランニングを考えるシミュレーション型のWEBアプリゲームとなる。
■生涯の資産形成をゲーム感覚で学ぶ
「ナビナビ資産運用デザインゲーム」は、それぞれの職業における収入や貯蓄割合、資産運用の計画、保険加入の有無などを検討する。年代ごとに様々なライフイベントやソーシャルイベントを迎えながら、生涯の資産形成をゲーム感覚で学ぶことができる。
<中京大学附属中京高等学校 家庭科教諭 コメント>
今回の授業は、人生において必要な「お金」を考えるきっかけになったと思います。「人生ゲームみたい」「投資配分をどうしよう」といった声が聞こえてきましたが、楽しみながら学んだようで良かったです。改めて、授業を通して「お金」を勉強するきっかけにしてほしいです。
<参加した生徒の感想>
私たちのチームの職業は「医者」でした。最終的には8000万円ほどの資産をつくることができました。これまで「株式」という言葉は、なんとなく聞いたことがある程度で、具体的な仕組みは知りませんでした。今回の授業を通して、自分で稼いだお金をただ貯めるだけではなく、そのお金を株式や債券などで投資すること、それを続けていくことが、今後の資産形成に大きく影響すると感じました。
<開催概要>
開催日時:2022年1月27日(木) 14:25~16:15
実施方法:Zoomを利用したオンライン授業
内容:ファイナンシャル・プランニング入門&当アプリの実施
参加者:中京大学附属中京高等学校 国際コース2年生(参加生徒数:32名)
講師:
山元亜弥子教諭(中京大学附属中京高等学校 家庭科教諭)
石原玄紀氏(きわみアセットマネジメント株式会社 CFP®)