科学技術振興機構(JST)は「第9回 科学の甲子園ジュニア全国大会」を2021年12月3日(金)に各都道府県で分散開催した。2022年1月17日(月)にオンラインで表彰式が行われ、東京都代表チームが優勝したことが発表された。
■科学好きの裾野を広げることを目的に実施
科学技術振興機構は、科学好きの裾野を広げるとともに、未知の分野に挑戦する探究心や創造性に優れた人材を育成することを目的として、全国の中学生が都道府県を代表して科学の思考力・技能を競う「科学の甲子園ジュニア全国大会」を2013年に創設した。
■中学1年・2年生24,070人がエントリー
本大会の予選となる都道府県大会には、全国の中学1年生と2年生、24,070人がエントリーした。全国大会では各都道府県から選抜された6人が1チームとなり、合計47チーム、282人の中学生が、各会場で物理、化学、生物、地学、数学、情報の筆記競技に取り組んだ。
■優勝は東京都代表チームに決定
筆記競技の総合得点(各分野50点の計300点満点)により、優勝は東京都代表チーム、第2位は富山県代表チーム、第3位は京都府代表チームに決定した。なお、「第10回 科学の甲子園ジュニア全国大会」は、2022年12月上旬に兵庫県姫路市で開催される予定。
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<「第9回 科学の甲子園ジュニア全国大会」成績>
【総合成績】
優勝 文部科学大臣賞 協働パートナー賞(総合1位)
東京都(筑波大学附属駒場中学校、東京都立小石川中等教育学校)
第2位 科学技術振興機構理事長賞 協働パートナー賞(総合2位)
富山県(富山大学人間発達科学部附属中学校、砺波市立庄西中学校、富山市立水橋
中学校、砺波市立般若中学校)
第3位 兵庫県教育長賞 協働パートナー賞(総合3位)
京都府(京都府立洛北高等学校附属中学校)
第4位 協働パートナー賞(総合4位)
千葉県(千葉県立千葉中学校)
第5位 協働パートナー賞(総合5位)
奈良県(西大和学園中学校)
第6位 協働パートナー賞(総合6位)
愛知県(海陽中等教育学校)
第7位 協働パートナー賞(総合7位)
福井県(福井県立高志中学校、福井大学教育学部附属義務教育学校)
第8位 協働パートナー賞(総合8位)
広島県(広島大学附属中学校)
第9位 協働パートナー賞(総合9位)
岡山県(岡山白陵中学校、岡山県立岡山操山中学校)
第10位 協働パートナー賞(総合10位)
北海道(函館ラ・サール中学校、札幌市立向陵中学校)
【分野別表彰】
物理分野 第1位 協働パートナー賞(物理1位)
福島県(福島県立会津学鳳中学校、会津若松市立第三中学校)
千葉県(千葉県立千葉中学校)
化学分野 第1位 協働パートナー賞(化学1位)
奈良県(西大和学園中学校)
生物分野 第1位 協働パートナー賞(生物1位)
愛知県(海陽中等教育学校)
地学分野 第1位 協働パートナー賞(地学1位)
富山県(富山大学人間発達科学部附属中学校、砺波市立庄西中学校、富山市立水橋
中学校、砺波市立般若中学校)
数学分野 第1位 協働パートナー賞(数学1位)
東京都(筑波大学附属駒場中学校、東京都立小石川中等教育学校)
神奈川県(横浜市立南高等学校附属中学校、横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等
学校附属中学校)
富山県(富山大学人間発達科学部附属中学校、砺波市立庄西中学校、富山市立水橋
中学校、砺波市立般若中学校)
福井県(福井県立高志中学校、福井大学教育学部附属義務教育学校)
京都府(京都府立洛北高等学校附属中学校)
奈良県(西大和学園中学校)
岡山県(岡山白陵中学校、岡山県立岡山操山中学校)
情報分野 第1位 協働パートナー賞(情報1位)
北海道(函館ラ・サール中学校、札幌市立向陵中学校)
岩手県(岩手大学教育学部附属中学校、宮古市立宮古西中学校)
千葉県(千葉県立千葉中学校)
東京都(筑波大学附属駒場中学校、東京都立小石川中等教育学校)
富山県(富山大学人間発達科学部附属中学校、砺波市立庄西中学校、富山市立水橋
中学校、砺波市立般若中学校)
福井県(福井県立高志中学校、福井大学教育学部附属義務教育学校)
愛知県(海陽中等教育学校)
三重県(三重大学教育学部附属中学校、高田学苑高田中学校)
滋賀県(湖南市立甲西北中学校)
京都府(京都府立洛北高等学校附属中学校)
奈良県(西大和学園中学校)
鳥取県(湯梨浜学園中学校、鳥取大学附属中学校)
岡山県(岡山白陵中学校、岡山県立岡山操山中学校)
徳島県(徳島文理中学校)
香川県(観音寺市立観音寺中学校、香川大学教育学部附属坂出中学校、
香川大学教育学部附属高松中学校)
愛媛県(八幡浜市立八代中学校、愛光中学校)
大分県(平松学園向陽中学校)
沖縄県(那覇市立寄宮中学校、大宜味村立大宜味中学校)