子供にさせたい習い事は、1位「英語・英会話スクール」、2位「プログラミング教室」となることが、イー・ラーニング研究所が20代から50代の子供のいる親170人を対象に実施した「2021年:子どもの年末年始に関する調査」から明らかとなった。
■半数の保護者が子供の習い事として「英語」「プログラミング」を検討
「2021年、保護者間で話題になった子どもの習い事は」という質問では「英語・英会話スクール」(70件)が最も多く、「プログラミング教室」(68件)が僅差で続く。また、「2022年、子どもに何の習い事をさせたいか」という質問でも、「英語・英会話スクール」(100件)、「プログラミング教室」(82件)が圧倒的に多く、どちらも約半数が検討していることが分かった。この結果から必修科目となったプログラミング教育に関して関心度が高いことが伺える。
■子供にこれからの時代に必要とされる能力を身につけさせたい
さらに、「なぜ子どもにその習い事をさせたいのか」という質問では、「将来のためになると思ったから」(91件)が最も多く、約6割以上が回答。次いで「新しい習慣に対応するため」(48件)と続く。グローバル時代であるだけでなく、これからの時代に必要とされる能力を子供のうちから身につけてほしいという思いが伺える。
■子供になってもらいたい職業は経営者が1位に
「将来子どもになってもらいたい職業は」という質問では、第1位「経営者」(61件)となり、第2位「プログラマー(SE)・ゲームクリエイター」(35件)、第3位「公務員」(29件)と続く。また、「子どもが望むもの」「親が決めることではない」という回答もあるなど、子供の意志や自主性を尊重したいという希望が多く見られた。
■ICT関連の項目に高い関心
「2021 年に特に関心が高かった教育関連ワードは」という質問では、「オンライン学習」(135件)が圧倒的に多い結果となった。併せて「プログラミング教育」(79件)や「1人1台端末配布」(77件)、「デジタル教科書」(57件)など、ICT 関連の項目に高い関心が寄せられた。
■「オンライン教育」と「金融教育」に高い関心
「2021年に意識することが増えた教育・学習はどれか」という質問では、「オンライン教育」(135件)が最も多く、次に「金融教育」(93件)が続く。さらに、「2022年に意識したい教育・学習はどれか」という質問でも、第1位が「オンライン教育」(109件)、第2位が「金融教育」(99件)で同様の結果となっている。
■コロナ禍での子供の教育格差はIT環境の支援で埋める
「コロナ禍で子どもにおける教育格差は広がったと思うか」という質問では、9 割が「はい」と回答。コロナ禍での学習方法などが、地域や学校ごとに委ねられたことに加え、IT 環境整備にも差が出たことで、教育格差が広がったと不安視している保護者が多いと思われる。また、「コロナ禍において子供の教育格差を埋めるために支援を強化した方がいいと思うことは」という質問では、「IT 環境の支援」(123件)が最も多く、次いで「学習ツールの支援」(103件)が続く。
<「2021年:子どもの年末年始に関する調査」調査概要>
調査方法:紙回答
調査地域:全国
調査期間:2021年12月3日(金)~12月24日(金)
調査対象:20代~50代の子供のいる親 男女 計170人
イー・ラーニング研究所調べ