現在、政府ではデジタル時代に向けた規制・制度見直しの一環として、書面主義や押印原則等に関する官民の規制・制度や慣行の見直しを進めている。そうした中、ドリームエリアは学校DXの一つの対策として、メール連絡網サービス「マチコミ」を展開している。
■政府の通知を受け、求められる学校・保護者間の連絡デジタル化
2021年10月、文部科学省より「学校が保護者等に求める押印の見直し及び学校・保護者等間における 連絡手段のデジタル化の推進について」の通知が出されたことを受け、学校・保護者間の連絡デジタル化が求められている。
■簡単にメール配信による連絡網を構築
「マチコミ」は、プリントの配布や電話連絡など、従来のアナログな方法による連絡の不便さを解消するためにスタートしたメール連絡網サービス。予算確保が難しい教育施設やPCが苦手な教員でも簡単に無料で連絡網を構築できることが特徴。マルチデバイス対応で、スマートフォンやガラケー、PCへ簡単にメール配信することができる。
■子供の安全・安心を守りたいという思いからスタート
「不審者や危険な場所などの迅速な情報伝達が必須」という子供の安全・安心を守りたいという学校関係者の思いから「マチコミ」はスタート。個人情報保護法により従来の電話連絡網が難しくなっていることから、メール配信システムを活用したサービスを展開する。
■公立小学校をはじめ12,924の施設に導入
「マチコミ」は2005年にサービスを開始。現在、全国47都道府県で71の教育委員会が導入し、逗子市や鎌倉市などでは共同の取組を行っている。また、公立小学校をはじめ12,924の施設に導入されている。(2021年12月現在)
■2022年2月に新機能を追加しリニューアル
「マチコミ」は従来の連絡網を中心とした機能だけではなく、学校や保護者の負担を軽減する多くの新機能を追加し、2022年2月にリニューアルする予定となっている。