ソフトバンクロボティクスは人型ロボット「Pepper」のプログラミングコンテスト「STREAMチャレンジ2022」全国大会を2022年3月にYouTube Liveによる生中継で実施する。また、「ロボカップジャパンオープン」と共同開催することが決定した。
■自ら発見した社会課題をPepperで解決
STREAMチャレンジは、Society5.0で実現されようとしているロボットと共生する社会に向けて、自ら発見した社会課題を、Pepperを活用したクリエイティブな発想で解決することを目指すプログラミングコンテストとなる。
■課題解決策を有識者が評価
募集作品テーマは「Pepper 超SDGsラボ~私たちで持続可能な未来を創ろう~」。参加者が考えた課題解決策を第一線で活躍する様々な業種や職種の有識者が評価し、フィードバックを行う。これにより社会実装に必要な気付きを得て、困難を乗り越える力をつけ、実社会に出て大きく羽ばたいていくきっかけを提供する。
■自律移動型ロボットによる競技会を開催
ロボカップは、ラジコンのような人の操作によって動くロボットではなく、自分で考えて動く自律移動型ロボットによる競技会。日本をはじめ世界各地で開催されているグローバルな大会となる。今回、将来のロボカップを支える次世代ためのリーグであるロボカップジャパンオープン@HOME Educationを「STREAMチャレンジ2022」と共同開催する。
■1月7日までエントリーを受付中
「STREAMチャレンジ2022」は2022年1月7日(金)までエントリーを受付中。同コンテストは単にプログラミング技術を競うものではなく、子供たちが発見した社会課題を、Pepperを活用したクリエイティブな発想で解決することを目指す。MCには独学でプログラミングを学び、ゲーム制作も行う人気お笑いコンビ「マヂカルラブリー」が就任した。
<過去受賞作品>
【STREAMチャレンジ2021 最優秀賞】
所属:佐賀県武雄市立橘小学校
チーム名:橘小学校
「町をきれいにしよう」という意識を皆に持たせることで未来につながっていくと考えた事がきっかけで「Pepperと一緒にごみ拾い大作戦」というテーマで参加。Pepperでゴミ拾いの集計をするなど、全校生徒に積極的にゴミ拾いをしてもらうプログラムを作成。ゴミを拾う個数によって画像が変わっていくシステムを構築し、全校生徒のゴミ拾いに対する意識を変化させた。
【STREAMチャレンジ2021 優秀賞】
所属:静岡県掛川市立北中学校
チーム名:Pepper部
今後、世界人口が2050年までに現在約1.5倍にまで増加する事で、農業従業者や耕地の減少がおき食料を生産できなくなるという事を授業で知り、”食料問題を解決するPepper”というテーマで参加。Pepperに栽培の管理、栽培のためのデータ収集をしてもらう事で、正確な収穫時期予測を可能にし、手軽に栽培を行う事が可能となった。
<STREAMチャレンジ2022 概要>
募集作品テーマ:Pepper 超SDGsラボ~私たちで持続可能な未来を創ろう~
募集期間:2021年11月1日(月)〜2022年1月7日(金)
全国大会開催日:2022年3月
視聴方法:YouTube Liveにて生中継(URLは後日公開)
参加方法:以下のWebの「エントリーはこちら」から申し込む
※参考 Pepper導入後のアンケート結果
Pepperを導入した学校は全国で1,000校以上となり、授業回数は45.000回を超えている。Pepperを活用し、授業を行った後に実施したアンケートでは、Pepperがいることで授業に興味が持てた児童生徒は94%にも上る。また、他のPepperを活用した授業を受けてみたいという児童生徒は93%に達するなど、Pepper導入が学習意欲の向上につながっていることが伺える。