立命館小学校はテストの採点集計業務を削減し、教員の働き方改革を支援する「EdLogクリップ採点支援システム ひまわりエディション」を導入。その導入事例が公開された。
■単元テストと採点システムと組み合わせで採点・集計時間を短縮
「EdLogクリップ採点支援システム ひまわりエディション」は光文書院とEdLogの業務提携により提供。光文書院の単元テストと採点システムを組み合わせることで、立命館小学校はテストの採点・集計時間の短縮につながり、教員の校務時間の削減を実現した。
■堀江校長らにインタビューを実施
導入事例は光文書院のWebで公開。堀江未来校長をはじめ、2019年度グローバルティーチャー賞の候補者として世界トップ10のひとりに選ばれた正頭英和教諭、そしてICT教育部長の山田航大教諭へのインタビューが公開されている。
■子供と向き合う時間を作るためEdLogを導入
立命館小学校の堀江校長は「教員にとって一番大切なことは子供と向き合うこと」と語る。その時間を創り出すためにEdLogを導入した。「子供たちの探究的な学びと基礎学力の両方の大切さや教員の子供たちに向き合う時間、そして教員の働き方改革まですべて実現させるための手段のひとつがEdLog」だとする。
■単元テストとEdLogの組み合わせで教員の負担を軽減
これまで立命館小学校では自作のテストを実施していた。しかしテストの回数を増やして子供たちの理解をもっと短いスパンでチェックしたいが、教員の負担は増やしたくないと考えていた正頭教諭が、たどり着いたのが図書教材メーカーの単元テストの活用とEdLogだった。なかでもEdLogのサービスと連携している光文書院の単元テストが立命館小学校にとってベストな選択となった。
■これからの立命館小学校のチャレンジについて語る
「デジタル採点も少しずつ浸透してきました」と語るのはICT教育部長の山田教諭。EdLogの導入で校務時間が削減されていることを実感しつつ、使うことで課題も見えてきた。「今後はこんな使い方をしてみたい」、「空いた時間をこんなふうに使いたい」など、EdLogを使ったこれからの立命館小学校のチャレンジについて山田教諭に話を伺っている。
■解答用紙をスキャンして教員がPCを使って採点する「ひまわりエディション」
「EdLogクリップ採点支援システム ひまわりエディション」は、児童の解答用紙をスキャンして教員がPCを使って採点できるシステム。採点基準のブレや見落としの削減に加え、児童の見取りや得点集計までを一貫して行う。また、Google Classroom経由のオンライン返却にも対応している。
■総合評価支援システム「ひまわり先生」とも連携
さらに、総合評価支援システム「ひまわり先生」とのデータ連係により、児童一人ひとりの理解度を確認しながら児童に寄り添った指導への対応も可能となる。点数の転記ミスを減らし、自治体で導入している校務支援システムへの連携もスムーズに行える。