追手門学院中・高等学校では、探究科を立ち上げ、中高全学年で「探究」に取り組んでいる。探究の時間では、ドイツの音楽ソフトウェアメーカーAbleton社の楽曲制作ソフト「Live」を導入し、全国の学校では初となる同社とのコラボレーション授業を12月21日(火)・22日(水)に実施する。
■探究の時間で自己肯定感を高めることを目指す
追手門学院中・高等学校では、週2時間の授業をベースに中学1年生から高校3年生までの6年間、体系的に探究学習に取り組んでいる。中学校では楽しみながら自分自身への感度を高め、自分にしか創造できないことに気づき、自己肯定感を高めることを目指す。
■アートを組み合わせて「感じる力」「自己を表現する力」を養う
特に中1では、絵やブロック、写真などを使って『五感』を通して自己の認識を深め、アートも組み合わせながら「感じる力」「自己を表現する力」を養う。今回の探究の時間では中学1年生57人が「身近に拾った音を組み合わせたオリジナル曲」を制作し、発表する。
■「音」による表現方法を獲得
Abletonは1999年にベルリンで設立された音楽制作とパフォーマンスのためのツールを開発するメーカー。楽曲制作ソフト「Live」を授業に導入することで、生徒たちは「音」による表現方法を獲得し、型にはまらない創作活動を通じた、自身の可能性を広げるきっかけを得ることが可能となる。
■Ableton社の認定トレーナーが講師となり授業を進める
12月21日と22日に開催する授業では、Ableton社の認定トレーナーを含む3人が講師となる。生徒たちは10月に行われた事前研修で、ソフトやデバイスの操作レクチャーを受け、その後、約2か月にわたり自分が気になる音を収集するなど準備を進めてきた。
<開催概要>
日時:2021年12月21日(火)、22日(水)9:00~13:00
場所:追手門学院中・高等学校(大阪府茨木市太田東芝町1−1)
講師:Ableton 東京支社 (鶴田さくら氏、サルディ佐藤比奈子氏) 、岡村綾子氏
内容:中学校1年生57人がソフトを使って身近な音を組み合わせた曲を制作、発表
事前研修の様子:探究メディアO-DRIVE