千葉商科大学は「第7回全国高校生 環境スピーチコンテスト」を開催。その受賞者が12月10日(金)に発表されたが、最優秀賞にあたる千葉商科大学賞を大阪府立園芸高等学校の松口歩佳さんが受賞した。
■2つのテーマで全国の高校生から原稿を募集
「第7回全国高校生 環境スピーチコンテスト」は2021年7月1日から8月31日の期間で、環境に関心のある高校生を対象に「自然エネルギーと私たちの未来」、「SDGsのために、今、私たちができること」という2つのテーマで原稿を募集。
■松口さんは「カラスとの共生」をテーマに応募
厳正なる審査の結果、選ばれた11人が、11月25日(木)・26日(金)に行われた本選に出場した。千葉商科大学賞を受賞した松口さんは「カラスとの共生」をテーマとした原稿で本選に臨んだ。
■受賞者に賞状と奨学金などを贈呈
千葉商科大学賞の松口さんには賞状および表彰盾と奨学金10万円が、優秀賞の中田さんと染谷さんには賞状および表彰盾と奨学金5万円が、特別賞の小野さんには賞状と奨学金3万円が贈られた。
<第7回全国高校生 環境スピーチコンテスト 受賞者>
◆千葉商科大学賞(最優秀賞)
松口歩佳さん(大阪府立園芸高等学校/大阪府)「カラスとの共生」
【スピーチ動画】
◆優秀賞
中田彩賀さん(青森県立名久井農業高等学校/青森県 )「緑を極める」
染谷寧々さん(慶應義塾湘南藤沢高等部/神奈川県)「サステナビリティに繋げる
買い物の提案」
◆特別賞
小野大輔さん(福島県立保原高等学校/福島県)「原発と福島の未来」
◆学校賞
千葉商科大学付属高等学校(千葉県)
◆入賞
平山真歩さん(千葉商科大学付属高等学校/千葉県)「エコでクリーンな発電方法」
田中涼々音さん(南陽高等学校/京都府)「人も自然もストレスフリーに!」
星野一さん(小山北桜高等学校/栃木県)「ライフプラン」
東出壮太朗さん(千葉商科大学付属高等学校/千葉県)「支援の本質」
鶴見紀代子さん(千葉商科大学付属高等学校/千葉県)「廃棄物ゼロを目指して」
鈴木花春さん(Horizon Japan International School/神奈川県)「プラスチックライフ
~全てに繋がる海~」
相賀絵里さん「過去に学び、未来を守る」 (慶應義塾湘南藤沢高等部/神奈川県)
<千葉商科大学賞受賞者 松口歩佳さん コメント>
千葉商科大学賞を受賞しとてもうれしく思います。学校で実施しているカラスの研究について、より多くの人に知ってもらいたいと思い、参加しました。カラスは賢いので実験を行うのがとても大変で、その大変さをどう伝えるか、またどう面白く発表するかについて工夫しました。今後もカラスについて学び、カラスと共生できる社会をつくれるよう取り組んでいきたいと考えています。
<講評>
マスコミや書籍などで調べた知識だけではなく、実際に課題解決のために行動し、その経験の中で独自の研究や発想、解決策を提言している部分が素晴らしかった。カラスは忌み嫌われる存在だが、昔はカラスと人は仲良く暮らしており、その均衡をやぶったのは人間の方ではないのかということ、そしてカラスと共生できるように人間が歩み寄り環境を良くしていくことが大切だと、とても説得力のある内容だった。また、発表もユーモアにあふれるものだった。